トゥー・デイズ 作品情報
とぅーでいず
L.A.の裏街、サン・フェルナンド・ヴァレー。冷血漢の殺し屋リー(ジェームズ・スペイダー)は、ピザ屋の店員に落ちぶれていた中年の元殺し屋ダズモ(ダニー・アイエロ)を伴い、オリンピック万年4位のスキー選手ベッキー(テリー・ハッチャー)宅で、彼女を尋ねてきた前夫ロイ(ピーター・ホートン)を殺す。ベッキーが夫の愛人のヘルガ(シャーリーズ・セロン)を巻き込んで図った保険金目当ての契約殺人だったが、リーはヘルガと組んで保険金を奪い取る算段だった。翌朝、丘の上でリーにいきなり撃たれ、乗っていた車ごと消されそうになったダズモは防弾チョッキのおかげでからくも命拾いして脱出、丘の下の美術商アラン(グレッグ・クラットウェル)の邸宅に転がり込む。折り悪しく腎臓結石に苦しむアランを尻目に、嫌みな彼にもけなげに尽くす女性秘書スーザン(グレン・ヘドリー)となぜか意気投合してしまうダズモ。そこにやってきたのが、アランの異母姉で看護婦オードリー(マーシャ・メイスン)と、母の墓前で拳銃自殺しようとしたところを彼女に拾われた元脚本家兼監督のテディ(ポール・マザースキー)。夜になり、ダズモは4人を人質にドライブにくりだす。同じ頃、その日の昼間、血まみれのベッキーを見つけた殺人課刑事に憧れる売春捜査課のウェス(エリック・ストルツ)は、意気あがるままに勝手に捜査に乗り出してベッキー宅を再び訪問、保険金を奪いに来ていたリーと鉢合わせ。そこにベッキーと争って誤って撃たれてしまった瀕死のヘルガも現れる。リーは二人とも始末しようとするが、ヘルガは逃がれてハイウェイでダズモらと遭遇。ダズモはリーに復讐するべくベッキー宅へ駆けつけるが、リーは非情にもウェスを盾にして応戦。いきがかり上ついウェスを助けようとして失敗し、またもリーに銃口を向けられたダズモが死を覚悟した次の瞬間、銃声がしてリーは倒れた。撃ったのはテディだった。かくしてヴァレーの2日間は過ぎ、生き残った者の新たな日々が始まるのだった。
「トゥー・デイズ」の解説
ある街で起こる殺人事件をきっかけに交錯する男女の2日間の人間模様を描いた群像劇。監督・脚本は「セカンド・チャンス」(83、脚本)『NYナイトハンター 女子学生殺人事件』(V、93、監督)、「タービュランス 乱気流」(脚本)などのジョン・ハーツフェルドで、彼の劇場映画デビュー作。製作はジェフ・ウォルドと「ロッキー3」のハーブ・ナナス。製作総指揮はキース・サンプルズとトニー・アマテュロ。撮影は「ターミナル・ベロシティ」のオリヴァー・ウッド。音楽は「アンダーワールド」のアンソニー・マリネリがスコアをつとめ、音楽監修をアンドリュー・レアリーが担当。美術はキャスリン・ハードウィック。衣裳は「ザ・エージェント」のべッツィ・ハイマン。出演は「クラッシュ」のジェームズ・スペイダー、「訣別の街」のダニー・アイエロ、「アナコンダ」のエリック・ストルツ、「グース」のジェフ・ダニエルス、「ヘブンズ・プリズナー」のテリー・ハッチャー、「ネイキッド」のグレッグ・クラットウェル、「ゲッティング・イーブン」のグレン・ヘドリー、「ニック・オブ・タイム」のマーシャ・メイスン、「マイアミ・ラプソディー」のポール・マザースキー、「すべてをあなたに」のチャーリーズ・セロンほか。また、キース・キャラディン、ルイーズ・フレッチャーらが特別出演。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1998年2月14日 |
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キャスト |
監督:ジョン・ハーツフェルド
出演:ダニー・アイエロ グレッグ・クラットウェル ジェフ・ダニエルズ テリー・ハッチャー グレン・ヘドリー ピーター・ホートン マーシャ・メイソン ポール・マザースキー ジェームズ・スペイダー エリック・ストルツ シャーリーズ・セロン キース・キャラダイン ルイーズ・フレッチャー オースティン・ペンドルトン キャサリーン・ルオング |
配給 | ギャガ・コミュニケーションズ配給(アクロス提供) |
制作国 | アメリカ(1996) |
上映時間 | 104分 |
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