タオの月 作品情報
たおのつき
戦国の乱世、浅見忠興の家臣が、野伏りから、石をも一刀両断にできるだけでなく、こぼれた刃も自ら再生してしまう不思議な力を持った刀を奪ってきた。控える合戦のため、この原料となる鉄を手中に収めたいと考えた忠興は、かつての部下である酔狂と、刀の達人・疾風をその調査に送る。野伏りのいる宝剣山に向かった酔狂と疾風は、その途中でれんげという名の少女に出会った。彼女は宝剣山の近くにひとりで暮らし、蜂蜜とりを生業にしていたが、ある晩、3人の異星人が闘うのを森の奥で目撃し、傷ついた異星人のひとりからタオと呼ばれる鈴を預かったという。れんげの案内で、野伏りの里に潜入した酔狂と疾風は、そこで角行と名乗る支配者と対峙した。角行は呪術を操り、不思議な鉄を野伏りたちに採掘させては武器を作り、やがては革命を企んでいる。かねてより角行の悪行を知っていた酔狂は、角行を倒すべく闘いを仕掛けるが、その時マカラガが人々の生き血を吸って甦った。マカラガとは、れんげが目撃した異星人の祖先が作り出した、全ての生物を破滅に導く怪物である。角行のエネルギーを吸って巨大化したマカラガを退治するため、酔狂たちは異星人と力を合わせて果敢にも攻撃を展開した。疾風がやられ、酔狂も異星人も傷つく中、れんげはマカラガを倒せる唯一の手段であるタオを使って、マカラガを封印することに成功する。封印されたマカラガは異星人によって持ち去られ、地球は危機を脱した。
「タオの月」の解説
封印された怪物を倒すべく、地球人と異星人が力を合わせて戦う姿を描いたSF時代劇。監督は「人造人間ハカイダー」の雨宮慶太。脚本は田中徹、松本肇と雨宮の共同。撮影に「ガメラ2/レギオン襲来」の特技撮影を担当した木所寛があたっている。主演は「樹の上の草魚」の永島敏行。ほかに「30/thirty」の阿部寛、人気チャイドルの吉野紗香、雨宮の「ゼイラム」シリーズでも主演をつとめた森山祐子らが共演している。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1997年11月29日 |
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キャスト |
監督:雨宮慶太
出演:永島敏行 阿部寛 吉野紗香 森山祐子 森山祐子 森山祐子 榎木孝明 佐々木俊宣 谷啓 螢雪次朗 井田州彦 ジーコ内山 舘正貴 津村和幸 神威杏次 豊嶋稔 嶋田豪 丹野由之 栩野幸知 江幡高志 半田雅和 小林勇治 松本肇 小松沢陽一 江並直美 川村千里 |
配給 | 松竹=松竹富士 |
制作国 | 日本(1997) |
上映時間 | 96分 |
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