京極真珠 作品情報
きょうごくしんじゅ
千年都市・京都、祇園の片隅に立つ廃ビルの殺風景な一室に、珠子と鏡子は住んでいた。言葉を交わすこともなく、鍋で煮込みをつくり続けるふたり。だがある日、珠子が買い物に行っている間に鏡子が姿を消してしまった。鏡子を探して街をさまよう珠子の前に、ひとりの托鉢坊主が現れる。坊主から人魚の肉を食べ、800年生き延びた女の話を聞かされた珠子は、彼に誘われるまま、街の中にポッカリと空いた迷宮のような空間に迷い込んだ。珠子が部屋に戻ってみると、鏡子が帰っていた。出来上がった煮込みを食べて、ふたりはビルの屋上で命を絶つ。
「京極真珠」の解説
ふたりの不思議な少女たちの彷徨を、幻想的な京都の街を舞台に描いたドラマ。監督は京都自主映画界の雄・佐藤訪米。脚本は佐藤と野口博司の共同。撮影を清水洋策が担当している。主演は新人・豊田奈千甫と、「小林ひとみの快楽熟女 とろける」の葉月螢。16ミリ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1997年10月11日 |
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キャスト |
監督:佐藤訪米
出演:豊田奈千甫 葉月螢 星野建一朗 芥正彦 渡辺智江 高橋文樹 キタモトマサヤ |
配給 | 銀幕工場 |
制作国 | 日本(1997) |
上映時間 | 60分 |
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