FLIRT フラート ニューヨーク編 作品情報

ふらーとにゅーよーくへん

【ニューヨーク編】「私たちに未来はあるの?」旅立つ恋人エミリー(パーカー・ポージー)に尋ねられ、ビル(ビル・セイジ)の気持ちは揺れ動く。結論を出す前にいちど以前の浮気相手と会おうとした彼の前に、その夫ウォルター(マーティン・ドノヴァン)がピストルを手に現われる。失意のウォルターを慰めるビル、二人の間で誤って弾丸が発射される。手当を受け病院を飛び出したビルは、意を決してまっすぐエミリーの待つパリへと向かう。

「FLIRT フラート ニューヨーク編」の解説

旅立つ恋人への不安を解消するため過去の恋人に会おうとする“浮気者”をめぐり、3つの都市で展開されるラヴ・ストーリーのオムニバス。監督・脚本は、オフビートで極めて聡明なラヴ・ストーリーを作り続けるハル・ハートリーで、「愛・アマチュア」に次ぐ長編5作目。3つのパートが全く同一の脚本を基に作られ、そのうえで人物関係・ダイアローグから小道具に至るまでが、少しずつ位相をずらして描かれており、やがて導き出されるラストシーンもそれぞれ微妙に異なったニュアンスをもっている。前作「愛・アマチュア」に先立ってニューヨークを舞台に撮影された同名短編があり、それを第一部として新たにベルリンと東京のエピソードを付け加えて完成された。製作のテッド・ホープ(「恋人たちの食卓」)、撮影のマイケル・スピラーはハートリー作品を初期から支えてきた面々。音楽は前作同様ネッド・ライフル名義でハートリーがジェフリー・テイラーと共同で担当。出演は「シンプルメン」のビル・セイジ、「ある貴婦人の肖像」のマーティン・ドノヴァン、「バスキア」のパーカー・ポージー、「愛・アマチュア」のドワイト・ユーウェル、「不滅の恋・ベートーベン」のジーノ・レクナー、「愛・アマチュア」のエリナ・レーヴェンソンとハートリー作品ではおなじみの顔ぶれ。東京編は、「トパーズ」の二階堂美穂、「写楽」の藤原稔三、舞台で活躍する原千果子、「コールド・フィーバー」の永瀬正敏などが出演。監督自身も重要な役で出演しており、作品完成後には二階堂美穂と結婚した。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1997年3月1日
キャスト 監督ハル・ハートリー
出演ビル・セイジ マーティン・ドノヴァン パーカー・ポージー
配給 松竹富士配給(松竹提供)
制作国 アメリカ ドイツ 日本(1995)
上映時間 84分

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-02-18

omnibus映画の3篇とも顔に傷を負ったシーンが痛々しくも興味深い哉

最終更新日:2023-02-28 16:00:01

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