東京キッド 作品情報

とうきょうきっど

流しの三平と似顔絵師の新六は同じアパートに住む富子を巡り恋のライバルだった。ところがある日富子がマリ子とと言う名の少女を連れてきた。マリ子はずっと母子家庭で育ってきたのだが、死んだと聞かされていた父親がアメリカから帰国し一緒に暮らすようになってもどうしても父親になじめなかった。その後母親が急逝した際、我慢できず以前親切にしてくれた富子を頼って家出してきたのだった。そんなマリ子を富子は受け入れ育てていこうと決心する。そんな馬鹿な話があるかと渋る新六をよそに三平はマリ子の父親になることを宣言。富子とマリ子の楽しい生活が始まる。しかしある日富子が自動車にはねられ死んでしまう。三平はマリ子をこのまま育てていこうと決意する。三平の流しに合わせて唄うようになったマリ子は、その可愛らしさと歌のうまさで行く先々のカフェ、キャバレーで人気者となる。そのことでずっとマリ子を捜していた父親に見つかり、家に引き戻されてしまう。しかしマリ子は再び家出し三平の元に逃げてくる。三平はマリ子の幸せのために父親の元に彼女を返す。父親の愛情にようやく気付いたマリ子は和解し、父親と共にアメリカに渡っていくのだった。

「東京キッド」の解説

母を亡くした少女が紆余曲折の果てに実の父の下へ戻るまでを、美空ひばりの熱唱と共に描くホームドラマ。監督は「青空天使」の斎藤寅次郎。原作は「思い出のボレロ」の長瀬喜伴。出演は「悲しき口笛」の美空ひばり、「東京カチンカ娘」の川田晴久。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督斎藤寅次郎
原作長瀬喜伴
出演美空ひばり 川田晴久 高杉妙子 花菱アチャコ 堺駿二 水島光代 坂本武 西條鮎子 磯野秋雄 榎本健一 大杉陽一 小藤田正一 山本多美
配給 松竹
制作国 日本(1950)
上映時間 81分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:44

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