RAMPO 黛監督版 作品情報
らんぽまゆずみかんとくばん
昭和初期・東京。江戸川乱歩は発行人の横溝正史とともに、小説「お勢登場」の発禁処分を告げられる。そんなおり、根津界隈の骨董屋で、主人が長持ちの中で死ぬという、小説と奇妙なほど符合する事件が起きた。夫殺しの嫌疑をかけられた妻・静子の姿を法事の日に見た乱歩は、たちまち心魅かれる。いつしか静子は、暗い土蔵の仕事場で原稿用紙に向かう乱歩の作品世界で、密かに大河原侯爵夫人・麗子となって描かれていく。乱歩は自らの分身ともいえる探偵・明智小五郎を登場させ、特異な創造力で虚構と現実の世界を彷徨する。だが明智は乱歩の指図を超えて行動し、一方静子は侯爵を殺し、自らも死を選ぼうとする。彼女を助けようと乱歩は侯爵の屋敷に駆けつけ、扉を開けた。だがそこには、また別の迷宮に行き着いたかのごとく、ただ大樹が広がるのみであった。乱歩のもとに、現実の静子から電報が届く。
「RAMPO 黛監督版」の解説
2バージョンで話題を呼んだ「RAMPO」の、最初に撮影されたもので、NHK「花の乱」などの演出家黛りんたろう監督作品。脚本は奥山和由、黛、榎祐平の共同、撮影は森田富士郎が担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1994年6月25日 |
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キャスト |
監督:黛りんたろう
原作:江戸川乱歩 出演:本木雅弘 竹中直人 羽田美智子 香川照之 樹木希林 佐野史郎 岸部一徳 高城淳一 マルセ太郎 江戸家猫八 久仁亮子 小林泉 門田裕 酒井雅代 花岡秀樹 大迫英喜 山崎大聖 松永ひさ乃 平幹次朗 |
配給 | 松竹=松竹富士 |
制作国 | 日本(1994) |
上映時間 | 93分 |
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