キャメラを持ったイルボンニン 作品情報
きゃめらをもったいるぼんにん
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
「キャメラを持ったイルボンニン」の解説
イルボンニンとは朝鮮語で日本人のこと。タイトルの「キャメラを持ったイルボンニン」とは札幌在住の映像作家・中島洋のことであり、彼が友人でもある韓国の映画監督イ・チャンホの作品「『明子・明子・明子』 Ready go!! サハリンに置き去りにされた韓国・朝鮮人たち」の撮影現場を追ったドキュメンタリー「Ready go!!」を作ってから一年、再びサハリンを訪れて、残留韓国・朝鮮人の老人たちなどへ取材を重ねていく様子を描いたTVドキュメンタリー。北方領土へのビザなし渡航をはじめ、様々な日露の国際交流の高まりのなか、なお置き去りにされている残留韓国・朝鮮人問題に対して、中島は『映画でなら何かできるかも知れない』と、解放記念日の八月一五日に「明子・明子・明子」のサハリンでの上映実現へ向けて動き出す。ソウルへ渡り、監督のイ・チャンホ、プロデューサーのキム・ジミなどに接触し、心よい反応を得るが、結局上映は実現しなかった。五十年ぶりに出会った兄弟、日本人に弟と夫を殺された老女……多くの重い言葉を受け止めながら、中島はサハリンを後にする。演出は「へのじぐち」の吉雄孝紀と山崎保典の共同。VTR。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1993年9月25日 |
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キャスト | 監督:吉雄孝紀 山崎保典 |
制作国 | 日本(1992) |
上映時間 | 55分 |
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