P.N.「M」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2024-03-01
良くできた娯楽作品とは言い難いものの惹かれるところがある。
良くも悪くも作品そのものがB級でスルメでもある。
見れば見るほど何となく良さが分かってくる。
娘二人の心情の描きが足りないがそれを劇中映画に置き換えている。
要するに自分に酷い扱いをする周りも作品の一部だといって一人納得をしたいのだと思う。そうでなければ悪役は悪役ではいられないから。
難点は楽屋ウケ、楽屋オチを意識し過ぎて分かる人にしか分からないところもある。役者の気持ちは演技には持ち込めないからだ。
持ち込んでしまうと迷いが演技に出てしまう。
悪役は大いに憎まれて最後は成敗されるものなのである。