クレージー作戦 先手必勝 作品情報
くれーじーだいさくせんせんてひっしょう
生れつき口も八丁手も八丁の上田ヒトシ、始めたのが資本いらずの商売、喧嘩の仲裁よろずまとめ屋だった。同好の士、一騎当千のツワ者が七人集った。社長は上田で専務の花木は国定忠治のヒマゴというヤクザ調、童顔で泣き落しの演技は絶品という谷村、法律通の女形石山、示談屋くずれの犬養と佐倉、それにチンピラ安井を加えた七人が喧嘩と聞けば飛び出して行く。初めは犬の喧嘩か夫婦げんかの仲裁が精いっぱい、全員暇をもてあます毎日だった。そこへ飛び込んできた中山ミエが団地マダムと商店街のいさかいを持ち込んだ。ソレッとばかりテンヤワンヤのクレージー作戦で見事開店第一号のもめごとはガッチリいただき。ところが、大福金融の社長権兵衛と愛人恵子のもつれでは、騙したつもりが逆に騙され、一文の利益にもならなかったという連中でもある。仲裁の申し込みが引きもきらぬ今、金まわりもよくなるにつれてだらけてきた社内の空気に憤慨したのがミエ。カツを入れられて一同再び生気を取りもどし、世のため、人のため、世界平和のためならばと張り切っているところへ警官隊がなだれ込んだ。詐欺ならびに誇大宣伝容疑で逮捕すると、何が何んだか分らない中に全員ブタ箱に抛り込まれた。その上田の許に舞い込んだのはロシヤ語らしい依頼状、どうやらフルシチョフから国際危機の解決を求めてきたらしいというから、クレージー作戦のハナバナしい進撃は止まるところを知らない。
「クレージー作戦 先手必勝」の解説
「雨の中に消えて」の池田一朗のオリジナル・シナリオを、「喜劇 駅前飯店」の久松静児が監督した明朗喜劇。撮影は「地方記者」の玉井正夫。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:久松静児
出演:植木等 ハナ肇 安田伸 谷啓 犬塚弘 桜井センリ 石橋エータロー 池内淳子 中尾ミエ 柳家金語楼 八波むと志 上原ゆかり 大森暁美 加東大介 馬野都留子 淡路恵子 松村達雄 沢村貞子 水の也清美 小桜京子 塩沢とき 田武謙三 若水ヤエ子 島津雅彦 石田茂樹 若宮忠三郎 柳谷寛 如月寛多 沢村いき雄 佐田豊 小川虎之助 |
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配給 | 東宝 |
制作国 | 日本(1963) |
上映時間 | 96分 |
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