昼下りの暴力 作品情報

ひるさがりのぼうりょく

夜の操車場--坂本組の二郎は数人のチンピラと喧嘩をしていた。多勢に無勢で形勢は不利。その時、坂本組一の乾分定こと鈴木定夫が応援に来て、彼の難を救った。その帰り定はボスの坂本に呼ばれナイトクラブ“ピーコック”に行った。坂本は組再興のために麻薬取引の大仕事を頼まれた。定は二郎を自分と組んでボスを裏切る計画に誘った。仁義を重んじる二郎は、恩義のためにしぶしぶ承諾した。定は取引の相棒に殺し屋の三田を傭った。二郎は三田とウマがあわなかった。三人は車で箱根の山奥へ向った。そこには自動車があり、三つの黒い影が待っていた。現金と麻薬の交換、それに手がふれた時、三田の拳銃が火を吐いた。相手の三人は死んだ。と同時に三田は定の拳銃を叩き落した。三田が一人じめしようとしたのだ。が、隠し持った定の拳銃は三田を谷底に突き落した。傷ついた二郎から相手のダマシ討ちの報を聞いた坂本は、定の裏切りとは気づかなかった。一方、定は東京湾に浮かぶ旧日本軍の砲台跡に姿を現わした。その壁のレンガをはずし、麻薬と金を隠した。二郎は傷の手当をして恋人・幸子のアパートに行った。外には坂本組の連中が監視していた。警察は谷底に落ちた重傷の三田から事件を知った。坂本と取引した関西から刺客の深見とパブロが送られ、警察のスキをみて三田を射殺した。定は深見から定の裏切りを知った。その時、背後から定の傭った殺し屋藤巻が彼を射った。二郎は幸子のとめるのも聞かず、定との会合場所に行った。そこでかつての戦友藤巻と会った。ボートで砲台跡に向った。ボートの中には坂本の情婦澄子がいた。彼女は定と通じていたのだ。走り出そうとした瞬間坂本の乾分・鍛冶と山本が乗りこんできて、定たちのピストルを取りあげた。ボートが島に着いた。山本と鍛冶は定に射殺され、二郎をも殺そうとした。その時、藤巻の消音拳銃が一瞬早く定を射ち、二郎を助けた。

「昼下りの暴力」の解説

秋元隆太・柳瀬観の脚本を、「銀座旋風児」のコンビ野口博志が監督し、永塚一栄が撮影したアクション・ドラマ。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督野口博志
出演川地民夫 水島道太郎 稲垣美穂子 筑波久子 宍戸錠 深江章喜 菅井一郎 弘松三郎 上野山功一 長弘 ペトロ・小宮山 高田保 柳瀬志郎 荒木良平 荒井昭一 福田文子 雨宮節子 衣笠一夫 雪丘恵介 花村典克 野呂圭介 緑川宏 水木京一 長尾敏之助 木島一郎
配給 日活
制作国 日本(1959)
上映時間 82分

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最終更新日:2024-05-26 02:00:06

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