新婚七つの楽しみ 作品情報

しんこんななつのたのしみ

“理想の夫、理想の妻”という街頭録音で知りあった南川悠一と中山康子は、一年後、めでたく結婚にゴールイン。友人から一晩だけ借りた車で新婚旅行に出かけた二人は、途中、エンコしたダットサンに行き合い、ガソリンの切れているのを見つけてやる。乗っていた大阪ものの新婚夫婦から「新婚には七つの楽しみがある」と教えられ、二人の胸が鳴る。さて嬉しい新婚旅行が終り、初出勤の悠一は新妻から三度も電話がかかってきてニンマリ。だが謹厳居士の竹中課長に睨まれ、しまいには受話器に向ってドナリつけるという始末。こんなわけで、デパートのネクタイ売場に勤めて共稼ぎしている康子と、有楽町で待合せたり、一日交替で家事当番をやるなど、新婚の楽しみをいろいろ味わっている。同じアパートに、例の大阪ものの夫婦が偶然引越してきて、そのチャッカリぶりにあきれたりもする二人だ。ある日、悠一の先輩、大寺三平がアパートにきて、ヤブから棒に「君の女房を一寸拝借したい」という。親父が郷里から縁談をもって上京するが、断わりの口実に恋人がいるといってしまい、困っているとのこと。二人は迷惑顔だが、三平は平気なもの。そこで翌日、悠一は三平の花嫁候補に、同じ会社の事務員三田慶子をつれてくる。聞けば以前から三平をひそかに慕っていたという。これで康子も一安心。やがて三平の親爺三五郎が上京、悠一・康子夫婦の骨折で、三平・慶子の仲もめでたくまとまった。

「新婚七つの楽しみ」の解説

「暖流(1957)」の白坂依志夫の脚本を「駐在所日記」の枝川弘が監督した新婚生活を描く明朗篇。撮影は「穴」の小林節雄。主演は、「東京の瞳」につづいて若尾文子、川崎敬三、船越英二、八潮悠子。ほかに藤田佳子、毛利郁子など。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督枝川弘
出演若尾文子 川崎敬三 船越英二 沢村貞子 花布辰男 伊東光一 香住佐代子 小川虎之助 八潮悠子 藤田佳子 毛利郁子 鶴見丈二 島ひろし ミス・ワカサ 渡辺鉄弥 小泉順子 中村是好 竹脇昌作 島田裕司 小田桐桂子 此木透 花野富夫 杉森麟 伊達正
制作国 日本(1958)
上映時間 74分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:47

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