拳銃無頼帖 明日なき男 作品情報

けんじゅうぶらいちょうあすなきおとこ

抜き射ちの竜は、サブという男からコルトの譲が岐阜の病院にいることを聞き、この宿敵を見舞ってやろうと思った。が、これは罠だった。岐阜の暴力団清流会会長の辻堂の仕かけた罠なのだ。三年前、辻堂は竜に大事な取引きの邪魔をされ、そのために指をつめるハメになった。その復讐の機会を狙っていたのである。岐阜駅の物かげから、三人の殺し尾が竜を狙っていた。だが、この辻堂の計画は失敗した。竜が駅から出てきたとき、若い男が自家用車にひき殺され、その騒ぎのために殺し屋は竜の姿を見失ってしまったのだ。殺されたのは、清流会と勢力を競う暴力団有村興業の三島だった。竜は警察で取調べを受けたが、その留置場で重病のはずの譲に会った。翌日、清流会の事務所に行った譲は辻堂に殺しを頼まれた。一方竜は、有村に用心棒になるよう頼まれた。辻堂の所へ妹のスミが上京してきた。スミは麻薬王高の情婦で、ペイを五千万円でさばいてくれと辻堂に頼んだ。その頃高は有村にペイを六千万円でさばいてくれと頼んでいた。竜は有村の娘道子と話した。彼女は自分が家を出ようとすると不幸が起きるという。有村は高と取引きをした。そして、有村は高を殺させた。辻堂とスミは高のペイが有村に奪われたことに怒り、一計を案じた。スミは高が取引きに持っていったペイは偽物で、本物は自分が持っているから取引きしたいと有村に言った。取引き場所は瀬戸の採掘場。スミと有村が取引きを始めたとき、スミは拳銃を抜いた。辻堂以下の清流会の連中も現われ、有村たちを囲んだ。辻堂は竜を射った。が、その瞬間辻堂の拳銃は譲のコルトにはじき飛ばされていた。乱戦になった。有村は竜のパンチにのびてしまった。事件が解決した後、竜と譲ははじめて対峙した--。

「拳銃無頼帖 明日なき男」の解説

赤木圭一郎の拳銃無頼帖シリーズの第四作。城戸礼の原作を、松浦健郎と朝島靖之助が脚色し、「幌馬車は行く」の野口博志が監督した。撮影は「竜巻小僧」の藤岡粂信。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督野口博志
原作城戸礼
出演赤木圭一郎 宍戸錠 笹森礼子 南田洋子 藤村有弘 山田禅二 水島道太郎 雪丘恵介 河野弘 花村典克 木下雅弘 郷えい治 深水吉衛 緑川宏 宮崎準 古田祥 式田賢一 八代康二 柴田新 島村謙次 二木草之助 今川英二 今村弘 伊豆見雄 松丘清司 鈴村益代 若松俊二郎 志方稔 荒木良平 衣笠一夫 黒田剛 里実
配給 日活
制作国 日本(1960)
上映時間 84分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「拳銃無頼帖 明日なき男」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:49

広告を非表示にするには