姉さん女房 作品情報

あねさんにょうぼう

野々宮かおると広吉は、四つ違いの夫婦、かおるは姉さん女房である。新進家具デザイナーのかおるは家具会社“双葉商会”のドル箱、広吉は倒産寸前の広告会社に勤める安サラリーマン、何かにつけて広吉はかおるにコンプレックスを抱いている。重要なスポンサーの広告をしくじってフイにした広吉にかおるが名案をささやいた。翌日広吉は“双葉商会”の片山社長を訪ねると、かおるを辞めさせるとおどして一年分の広告契約をとった。得意になった広吉は同僚と飲み歩いて、かおるに待ちぼうけをくらわせた。広吉とバーの女給波子との様子がただごとでない、と聞かされたかおるは、その夜からセックス・ストに入った。得意先の箱根招待に出かけるのも、今は不安だった。かおるは留守の間、姪の女子大生典子に広吉の浮気を探偵させることにした。典子は広吉を尾行してみていささか失望した。広吉は田舎の許婚を嫌う波子のために、波子の父の前で一日亭主になっていたのである。広吉が典子の顔を知らないのを幸い、典子は広吉を誘惑した。テープレコーダーの仕掛けを知らない広吉は、調子に乗ってかおるの悪口を蝶ってしまった。かおるは勿論むくれ、実家に帰ってしまった。広吉はけんめいに謝った。かおるはパリの国際家具見本市へ行こうという、かねてからの片山社長の誘いを受けてフランスにゆく、と言ってアパートを出た。意地を張り合う二人を見て典子は後悔した。羽田出発当日、典子とかおるの妹和枝はかおるの目前で広吉の悪口を並べた。シュンとするかおるを、片山がかかえるようにつれ去った。ションボリとヤケ酒をあおる広吉のもとに間もなくかおるが駈け戻って来た。典子が部屋から追い出されたのは言うまでもない。

「姉さん女房」の解説

「バナナ」の斎藤良輔の脚本を、「サラリーマン御意見帖 男の一大事」の丸山誠治が監督した明朗編。撮影は内海正治が担当した。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督丸山誠治
出演淡路恵子 ミッキー・カーチス 星由里子 加東大介 沢村貞子 原知佐子 坂下文夫 横山道代 塩沢とき 西条康彦 藤村有弘 丘寵児 小栗一也 由利徹 木田三千雄 小川安雄 峯丘ひろみ
配給 東宝
制作国 日本(1960)
上映時間 76分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「姉さん女房」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:49

広告を非表示にするには