男が血を見た時(1960) 作品情報
おとこがちをみたとき
三田譲二は愛用の単車を飛ばして白バイに追われたことから、ブラック・ジャガーという単車クラブのリーダー金田達と知り合った。ブラック・ジャガーは貧しいハイティーンたちが単車で青春を楽しむグループだった。達のすすめでこのクラブに入った譲二は、クラブの中でただ一人ブルジョワの娘京子と親しくなった。達も美しい京子を愛した。達と譲二は対立していった。京子には他に父親のすすめる婚約者安彦がいたが、箱根に遠出した日、京子と譲二は結ばれた。数日後、達のプランで一同が箱根にツーリングに出かけた時、クラブ員のミサイルと次郎は赤川という不気味な男と識り合った。一同の溜り場、喫茶店ダリでも赤川は横暴なふるまいでひんしゅくを買った。その頃、新聞はカミナリ族ギャングの出現を報じていた。京子に上着の白田という本名のぬい取りを見つけられた赤川は、京子を人質にしてクラブ員の口を封じようとした。赤川は一同のツーリングに同行する風を装って、京子の脇腹にピストルをつきつけながら、警戒きびしい、検問所を突破した。街道の小屋で、一同に鋭く追及された赤川は通りかかったトラックに乗りこみ逃亡した。必死の形相でトラックの後部にとりついた譲二は、自分のセーターに点火してトラックを火の海にし、達の助力で赤川を警察に引渡した。達と譲二はついに京子を手に入れんものとレースに賭けた。レースは達に一日の長があった。しかし達は、譲二を見る京子の目に涙の浮ぶのを見ると、すっぱりと京子をあきらめ、クラブ員を引きつれ、轟然たる爆音をあげて去って行った。
「男が血を見た時(1960)」の解説
新人土井信のオリジナル・シナリオを、「0線の女狼群」の三輪彰が監督した青春もの。撮影も同じく「0線--」の岡田公直。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:三輪彰
出演:松原緑郎 三ツ矢歌子 浅見比呂志 藤川弘志 高宮敬二 迫田政彦 溝口幸 扇町京子 秋山れい子 美谷早百合 松原由美子 九条明子 青木エミ 中美架子 大倉寿子 粕谷スミ子 沼田曜一 鳴門洋二 中村虎彦 吉田昌代 徳大寺君枝 篠田淑子 |
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配給 | 新東宝 |
制作国 | 日本(1960) |
上映時間 | 74分 |
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