サザエさんの脱線奥様 作品情報

さざえさんのだっせんおくさま

サザエさんとフグ田君は社宅ながら新居ができ、新婚生活を楽しんでいた。二人は新婚祝いのお礼に、会社の人たちを招待した。ところが、フグ田君は花村専務に呼ばれ、関西へ出張を言い渡された。その上、関西商事から専務が来ているので夕飯の招待をしなければならない。フグ田家では社の同僚たちが酔って蛮声をはり上げているのに、フグ田君はなかなか帰宅しない。サザエさんはフグ田君の代りにと酒を飲みだし、とうとう酔いつぶれてしまった。--フグ田君からハガキが来た。出張が長びきそうだから、大阪へ来いとあった。サザエさんは早速大阪へ向った。特急こだまの食堂車の中で、花村専務の娘のむつみに出会った。見合すべく大阪へ連れられて行くのだという。相手は久地良太という薬種問屋のボンボンである。大阪の叔父さんの家では大歓迎してくれた。が、フグ田君はすでに九州へ出張していた。応接間には良太が来ていて、見合を断ってくれと叔父さんに頼んでいた。なんと仲人は叔父さん夫婦だったのだ。サザエさんはともかく二人を会わせることにした。見合当日、むつみと良太は途中で姿を消してしまった。仲人の叔父さん夫妻は不機嫌きわまりない。やがて、二人がやって来た。意見が合致し、結婚するという。見合が嫌いというだけのことだった。フグ田君からあした帰るの電報が来た。--奈良の若草山公園、サザエさんとフグ田君は幸福そうに寄り添っている。そこへ、修学旅行で来ていたカツオ君が友達と現われた。折角二人で楽しんでいるのに……サザエさんはやにわにフグ田君の手を引張って逃げ出した。

「サザエさんの脱線奥様」の解説

サザエさんシリーズの第七作。長谷川町子の漫画から、「お姐ちゃん罷り通る」の笠原良三が脚本を書き、「槍一筋日本晴れ」の青柳信雄が監督した。撮影担当も「槍一筋日本晴れ」の西垣六郎。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督青柳信雄
原作長谷川町子
出演江利チエミ 小泉博 藤原釜足 清川虹子 白田肇 猿若久美恵 花菱アチャコ 浪花千栄子 頭師正明 竹野マリ 環三千世 雪村いづみ 森川信 津川アケミ 宝田明 丘寵児 汐風享子 柳家金語楼 一の宮あつ子 由利徹 南利明 八波むと志 大江真砂夫 長谷川みのる 妻紀一平 茶川一郎 芦屋小雁 大村崑 芦屋雁之助 佐々十郎 柳沢真一 深山しのぶ 中田ダイマル 中田ラケット 谷村昌彦 平凡太郎 久野四郎 逗子とんぼ 沢村いき雄 麻生鮎子 平原小夜美 守住清 丸橋清美
配給 東宝
制作国 日本(1959)
上映時間 79分

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最終更新日:2023-02-16 21:56:35

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