五人の賞金稼ぎ 作品情報
ごにんのしょうきんかせぎ
錣市兵衛のもとに、野洲黒羽領榎村の百姓新八が助けを求めてきた。領主・大関佐渡守の悪政に、名主榎太左衛門らが一揆を起こし、助力を求めて来たのだった。市兵衛は早速、陽炎、鬼塚隼人、望月弥太郎らと野州へ乗り込んだ。一揆軍の陣地に案内された市兵衛は、かつて戦った敵将で、浪人の別所四郎五郎に再会した。他に、朝海十蔵、岩下甚内、桜井源八らの賞金稼ぎの一味も加わっていた。翌朝、降伏を強要する敵の軍使の陣笠を朝海が射抜いたことから、戦いの火蓋は切られた。市兵衛は、連発銃を乱射し、敵をけ散らした。あわてた黒羽城側では、主水らが市兵衛の銃を奪い取ろうと作戦を立て、那須音平ら三人が、特命を受けた。一方、砦内では、朝海と岩下が市兵衛の寝首をかき、それを土産に、城側に寝返ろうとした。身代りに、百姓女おもんが死に市兵衛は、二人を斬った、そのスキに、忍び入った那須音平らが、連発銃を奪った。市兵衛は敵地に乗り込み、敵藩士・秋葉伊織之介から、銃を取戻した。これより先、公儀に強訴のため江戸に向かった、高屋戸村名主・治三郎が捕えられ、砦の前で殺害され、主水からの最後通告が来た。翌朝、敵の襲来に、市兵衛は、連発銃やゲーベル銃を乱射して奮戦し、銃身が焼き切れると、弥太郎、陽炎らと打って出て、捨身の白兵戦を展開した。その最中に、弥太郎が斬死したが、市兵衛は、別所、隼人らの協力で、伊織之介を斬り、主水を倒し、ついに佐藤守を追いつめて見事、討ち取った。
「五人の賞金稼ぎ」の解説
「妖艶毒婦伝 お勝兇状旅」の高田宏治が脚本を書き「産業スパイ」の工藤栄一が監督したシリーズ第二作。「ごろつき部隊」の鈴木重平が、撮影を担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:工藤栄一
出演:若山富三郎 大木実 真山知子 北村英三 潮健児 遠藤辰雄 林彰太郎 関山耕司 志賀勝 嵐寛寿郎 土田早苗 石山律 藤長照夫 寺内夕夫 藤本秀夫 遠山金次郎 沢淑子 春川ますみ 天津敏 小池朝雄 中谷一郎 楠本健二 高並功 鈴木金哉 小田真士 丘路千 伊吹吾郎 宍戸大全 福本清三 秋山勝 三枝由佳 |
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配給 | 東映 |
制作国 | 日本(1969) |
上映時間 | 97分 |
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