若社長レインボー作戦 作品情報
わかしゃちょうれいんぼーさくせん
パリ留学から帰った丹下次郎は、マドレーヌ化粧品会社の若社長である。帰国後、新しい経営方針と、七色クリームの売り出しを発表した次郎は、父の伊平から縁談をもち込まれた。相手は大坂の桃井商会の社長の一人娘冴子である。しかし、次郎には意中の娘がいた。大学食堂で働いていた亜紀である。その亜紀が郷里の鳥取に帰ったと知ると、次郎は早速鳥取に向った。途中、次郎は清楚な感じの娘に会い、気を惹かれたが、それが冴子とは知らなかった。鳥取に着いた次郎は亜紀に会ったが、亜紀は次郎がパリ留学中に結婚していた。失意の次郎は帰京すると、七色クリームの計画をレィンボー作戦と名づけ、着々とその実現に精を出し始めた。その頃、マドレーヌ化粧品の柳川専務と、ライバル会社のサンライズ化粧品の吉良が結託して、マドレーヌ乗っ取りを画策していた。一方伊平は、亜紀が既に結婚していると知ると、再び桃井家との縁談を進めていた。次郎は伊平の縁談攻勢に、いまは結婚話よりも仕事が大事だと、単身大阪の桃井を訪れ、冴子との縁談を断った。しかし、冴子が車中で会った清楚な娘だと分ると、次郎も乗り気になった。その次郎に、冴子は自分には将来を誓った恋人がいると告げた。それは次郎の親友英次だった。やがて、新製品発表会の日、七色クリームをつけたマヌカンの顔がただれるという事件が起った。柳川たちが仕組んだのである。苦境に追い込まれた次郎は真相を究明し、柳川とその一派を追い出した。その後、七色クリームの信用は回復し、工場はフル回転を始めた。そして冴子と英次は次郎の手で結ばれ、一方、次郎は当分の間は仕事に没頭しようと思うのだった。
「若社長レインボー作戦」の解説
「若社長大奮戦」の小林久三と吉田剛がシナリオを執筆、「白昼の惨殺」の梅津明治郎が監督した“若社長”シリーズ第二作目。撮影はコンビの加藤正幸。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:梅津明治郎
出演:竹脇無我 進藤英太郎 早瀬久美 原田糸子 香山美子 亀井光代 南道郎 由利徹 柳沢真一 三遊亭歌奴 牟田悌三 松山英太郎 曽我廼家明蝶 ミヤコ蝶々 石井伊吉 花澤徳衛 宗方奈美 藤村有弘 園江梨子 伴淳三郎 西岡慶子 谷幹一 大泉滉 |
---|---|
配給 | 松竹 |
制作国 | 日本(1967) |
上映時間 | 87分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「若社長レインボー作戦」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。