終りなき生命を 作品情報
おわりなきせいめいをおわりなきいのちを
北海道のある製糸工場に働く小神須美子は、貧乏な暮しにもめけず、明るい娘だった。父は失業し、弟の聰は貧しい家庭を嫌って家出していたが、須美子は働きながら洋裁学校に通って、人並の娘らしい夢をもっていた。彼女には中学時代、バスケットボール部で知った弘二というボーイフレンドがいるが、いまでは彼女の心の支えになっていた。ある日、須美子は脚に異常を感じたが、医者は軽い脚気だと診断した。ところが間もなく、須美子は下半身の自由がまったくきかなくなっていることを知った。病名を変形性脊髄症という恐ろしい骨の病気だった。そして、二回にわたる手術が行なわれたが、下半身の麻痺は治らなかった。今まで一家の支えだった須美子の病気で、家出していた聰も戻り、真面目に勤めるようになった。そんな時、弘二が見舞いに来た。弘二は、気を落しがちな須美子を何かと励ますのだった。しかし、聰が昔の不良仲間に刺されて死んで以来、須美子は病気の回復に絶望的になりはじめていた。病気になってから二年半が過ぎた時、下半身の麻痺を取り除くための大手術が行なわれることになった。絶望的になって手術を拒む須美子を力づけ、手術を受けさせたのは弘二だった。札幌医大で六時間に及ぶ大手術を終えた時、須美子は生きていることに感謝した。外の景色が、すべて美しく見えるのである。そして温泉で療養している間、彼女は再び以前の明るさを取り戻した。そんな須美子に川瀬医師は手術が失敗に終ったことを告げた。再び、深い絶望に陥った須美子は、しかし、今こそ一人きりで生き抜いていこうと決心するのだった。
「終りなき生命を」の解説
大和書房刊の同名原作である小神須美子の自伝的な闘病記録を、「明日は咲こう花咲こう」の宮内婦貴子と「私は泣かない」の吉田憲二が共同でシナリオ化し吉田憲二が監督した。撮影はコンビの姫田真佐久。
公開日・キャスト、その他基本情報
| キャスト |
監督:吉田憲二
原作:小神須美子 出演:和泉雅子 山内賢 望月優子 日野道夫 高木門 岡田由紀子 西山輝雄 福田公子 岡田英次 瞳美沙 山田禅二 重盛輝江 福田トヨ 青木富夫 英原穣二 佐川明子 林泰江 |
|---|---|
| 配給 | 日活 |
| 制作国 | 日本(1967) |
| 上映時間 | 90分 |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「映画少年(元映写技師)」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2026-03-13
追悼和泉雅子特集の最終日に鑑賞、実話原作の闘病記録、北海道、岩内が舞台、その当時の時代背景が北海道出身の私には懐かしい、少年時代を思い出す、貧困家庭の働きもの長女に病魔が襲う、最後は現実を受け入れ、前を向いて生きていく、和泉雅子さんがいい、私が小学生の頃には和泉雅子さんはTVドラマで活躍、この映画の共演の山内賢さんは’あばれはっちゃくの先生がリアルで見ていた、和泉雅子さんと山内賢さんは共演が多く、歌も一緒に、ゴールデンコンビ、本当に二人共光り輝いている、この時の和泉雅子さんがその後’北極を行く冒険家になるとは、和泉雅子さんの美少女ぶりが眩しい、晩年ご本人が言っていた’昔は綺麗だったと言われると笑っていたのを思い出しました、私は和泉雅子さんの映画出演作品を見てあらためて思う、冒険家の道より、俳優(女優)としてもっと活躍して欲しかった。
