あばれ騎士道 作品情報

あばれきしどう

欧州のオート・レースを総なめにして、賞金二万九千ドルを稼いで帰国したジョウと二世のマイクは、空港で尾行して来た外国人崇にスラれてしまった。仕方なくマイクは、日本のギャンブル王と暗黒街にその名の轟く松岡に会って、ジョウ売り込み契約に成功した。だが松岡は全日本グランプリレースで八百長を仕組むためジョウの帰国を待っていた。そして崇を使ってジョウを罠にかけたのだった。それを知って怒ったジョウだが、弟の哲也がそのレースに本命として出ると聞き、ジョウは出る決心をした。松岡一味は哲也のオートバイを転覆させるため、タイヤに小細工をほどこしたがジョウに見破られ、ジョウは弟に勝ちをゆずり、哲也が優勝した。ジョウの妨害に会って怒った松岡組は、ジョウを袋叩きにしたが、哲也ら仲間のレーサの救けで難をのがれた。再会を喜んだジョウは、哲也から、刑事をしていた父が、夜釣りに出かけ行方不明となったと聞かされた。一方松岡は八百長の失敗で大ボス周から責任をとらされ、哲也の恋人ゆかりの兄津川も、松岡を恐れて二人の交際を断つよう迫った。ある晩ジョウの父の死体がドラム罐詰めであがった。怒った兄弟は徹底的に松岡らを洗った。津川の経営するトロピカーナを父が調べていたのを思い出した哲也は、踊り子ナンシィの協力で、津川と情婦の美佐が多量の麻薬を流していることを確めた。津川に周の手下が父親殺しであると白状させると二人は、沖に停泊する周の始に忍び込んだが、周の配下の者にドラム罐詰めにされた。その頃倉庫街ではナンシィ、ゆかりらが周一味につかまり、麻薬中毒の女と共に香港に売られる寸前であった。そして津川は周に射殺されていた。だが、難をのがれたジョウ、哲也それにレーサーらの協力で、周らは警官隊につかまり、兄弟は、固く肩を抱き合った。やがてジョウはアメリカへと去っていった。

「あばれ騎士道」の解説

川野京輔の同名小説を「殺られてたまるか(1964)」の中西隆三と「機動捜査班 静かなる暴力」の西田一夫が共同で脚色「東京五輪音頭」の小杉勇が監督したアクションもの。撮影は「大日本ハッタリ伝」の峰重義。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督小杉勇
出演宍戸錠 渡哲也 水谷良重 松原智恵子 小高雄二 山田禅二 本郷淳 二本柳寛 東恵美子 郷えい治 小泉郁之助 藤岡重慶 東郷秀美 河野弘 宮崎準 雪丘恵介 木下雅弘 市村博 杉山元 長尾敬之助 熱海弘到 杉丘清司 井東柳晴 玉井謙介
配給 日活
制作国 日本(1965)
上映時間 95分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:51

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