マタンゴ 作品情報

またんご

太西洋のヨット旅行に出た一行--城東大助教授村井、その教え子で恋人の相馬明子、笠井産業社長の笠井、彼の愛人で歌手の関口麻美、笠井産業の社員でヨットのベテラン作田、若い推理作家吉田、漁師の息子で臨時雇いの仙造等は、航海中猛烈な暴風雨に遭遇した。マストは折れ、舵ははずれ、無電も使用不能となり、暴風雨がやんでもただ南へ南へと流されるばかり、水も食糧もなくなった。七人はぐったりとなったまま死を待つほかはない。そのとき、深い霧の中に島影が見えた。一同は狂喜して上陸したが、絶えず白い霧が流れる不気味な無人島だ。どうやら人間の足跡らしいものを辿って、一行が密林を抜けると、そこの海岸に一隻の難波船があった。人間はおらず死体もない。ただ、苔におおわれて、カン詰が残っていた。船核実験の海洋調査船らしい。航海日誌には、MATANGOと謎めいた横文字が記されていた。やがてカン詰も食いつくし、一同は食物を求めて奔走した。その疲れ果てた彼らの前に、身の毛もよだつ怪物マタンゴが出現する。巨大な体から燐光を放ち、手足とおぼしきあたりから細長い数千の触手をのばしている。ライフル銃を射ちこんでもビクともせず、恐ろしい叫びをあげてジリジリと迫ってくる……。

「マタンゴ」の解説

星新一・福島正実の原作から「妖星ゴラス」のトリオ、木村武脚色、本多猪四郎が監督、小泉一が撮影したSFもの。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督本多猪四郎
原作ウイリアム・ホープ・ホジスン
出演久保明 土屋嘉男 小泉博 太刀川寛 佐原健二 水野久美 八代美紀
配給 東宝
制作国 日本(1963)
上映時間 89分

ユーザーレビュー

総合評価:4.6点★★★★☆、5件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-10-30

また中国映画リスタート・アースも植物変容が人類に恐怖を齎す怪奇ジュブナイルSF

最終更新日:2023-12-09 02:00:05

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