美少年変化 竜の岬の決闘 作品情報

びしょうねんへんげりゅうのみさきのけっとう

箱根山中に悪人共を斬り倒した小五郎は、更に豊臣の残党の本拠をつくため織部、妹多絵、お染、羅漢を従えて六連島に出発した。小五郎は単身海路を選び、他の者は陸路を選んだ。そんな小五郎の前に、からす坊主となのる少年が現われ六連島に渡る船を教えた。その船は目ざす陰謀団一味の海賊船だった。「味の頭領で黒衣の女実は梅姫を中心に千々岩重左衛門、堀次などの間で小五郎暗殺の計画が進められた。小五郎は船底で爆薬を発見、海賊船ということを知った。彼等の襲撃に小五郎は、爆薬に火を点じて海中に身を投げた。一方、織部たちは敵の罠におちて一蝶斎の幻術に捕えられ、お染は谷底に転落した。漂流の末、孤島に打ちあげられた小五郎、からす坊主の二人は、ある屋敷で端麗な美女のもてなしをうけた。梅姫である。梅姫は小五郎の食事に眼薬を混入した。しかし何故か小五郎を刺殺することができなかった。一蝶斎は、こんこんと眼るからす坊主の守袋をみて愕然とした。十年前に別れた自分の孫だからであった。そんなところへ干々岩重左衛門達が二人を襲った。人間的愛情をとりもどした一蝶斎は二人をかばって、味方の銃口の前に倒れた。折しもその時、谷底に転落したお染が小五郎の許へ辿りつき、織部たちの処刑のことを知らせた。処刑寸前にかけつけた小五郎とからす坊主は、織部羅漢多絵の縄を斬り、海賊一味と大乱闘となった。その時、沖合には幕府の軍船が現われ六連島を取りまいた。もはや最後と観念した梅姫は自刃した。悪人一味は、小五郎、織部の剣に倒れていった。

「美少年変化 竜の岬の決闘」の解説

「美少年変化」の続篇で、前作の安田公義に代って「うっちゃり姫君」の田坂勝彦が監督した。脚色・八尋不二、撮影・牧田行正は前作に引続いての担当。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督田坂勝彦
原作北村寿夫
出演成田純一郎 丹羽又三郎 三田登喜子 尾崎和枝 宇治みさ子 阿部脩 杉山昌三九 水原浩一 南条新太郎 寺島雄作 玉置一恵 堀北幸夫 武智雅文 小林加奈枝 見明凡太朗 福井隆次 菊野昌代士 沖時男 渡辺満男 浜田雄史 松岡良樹 北村弘 大谷鷹子
配給 大映
制作国 日本(1961)
上映時間 60分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:52

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