銀座の恋人たち 作品情報
ぎんざのこいびとたち
銀座の一角。津川八重・民子母子の経営する季節料理「菊の家」と小野君江・光夫夫婦と父信吉の経営する喫茶店「ヴォランシェ」が隣り合せている。民子の姉由子の嫁ぎ先「大原洋装店」に勤める弘子は、民子と君江と親友である。ある日、妻のある男と愛し合ってしまったという告白をした。彼女の相手は由子の夫圭一である。彼は家をとび出し、佃島の弘子の下宿に転がりこんでいた。このトラブルは、民子と君江の上にも複雑な影響を与えた。君江はジャズ歌手ハリー米山とドライブに出、唇を与えてしまった。民子の胸からは光夫の姿が消えない。恒例の「菊の家」「ヴォランシェ」の合同慰安旅行。ボートを漕ぐ民子と光夫を見て君江は嫉妬した。その日以来、光夫と君江の間は険悪化した。光夫は民子や由子らとナイトクラブに行った。そこには圭一のために働らく弘子がい、ハリー米山が歌っていた。痛飲した光夫は、ハリーのアパートで酔いつぶれた。ハリーが君江の許を訪れたことも知らずに。数日後、君江はハリーとともに光夫の許を去った。クリスマスが近づいた。ハリーと一緒に沖縄へ行っていた君江が戻った。再会する三人の銀座の娘たち。その頃、「菊の家」では由子の見合いが行なわれていた。だが、彼女は相手の顔に見向きもしなかった。由子も光夫を愛していたのだった。民子は淋しい。だが、そんな彼女に常連の中尾の部下である木下がプロポーズするのだ。彼女の顔は次第にほころんだ。
「銀座の恋人たち」の解説
「新三等重役 亭主教育の巻」の井手俊郎のオリジナル・シナリオを、「がめつい奴」の千葉泰樹が監督した女性編。撮影担当は「駄々っ子亭主 続姉さん女房」の内海正治。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:千葉泰樹
出演:団令子 草笛光子 東郷晴子 飯田蝶子 原知佐子 宝田明 有島一郎 三橋達也 梅野公子 北あけみ 島崎雪子 水原弘 小泉博 加山雄三 中山豊 大塚国夫 井上大助 佐田豊 峯丘ひろみ 浜美枝 野口ふみえ 沢村いき雄 河美智子 江川宇禮雄 藤木悠 堺左千夫 野村浩三 伊藤久哉 塩沢とき 一万慈鶴恵 |
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配給 | 東宝 |
制作国 | 日本(1961) |
上映時間 | 100分 |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-11-22
前に閉館間近の銀座シネパトスの銀座映画特集で観ていた傑作な1本、久方振りに阿佐ヶ谷ラピュタのモーニング上映〈草笛光子特集〉で視聴。早々とファンが詰め掛ける中で,千葉泰樹監督のシェークスピア風なコメデイの恋愛騒動記を堪能した。流石にモノクロ映画の名篇「東京の恋人」の原節子の様な美貌を感じさせる草笛光子を筆頭に,リードを取る団令子等女優陣も大活躍何だねぇ。