娘たちは風にむかって 作品情報

むすめたちはかぜにむかって

大東被服西淀川工場の従業員たちは突然、工業閉鎖、全員馘首をいい渡された。総員六十三名、大半が中学卒業後の女の子である。その大半は雀の涙ほどの退職金で辞めていったが、八人の彼女たちと一人のおばちゃんは“おとめ争議団”と世間から呼ばれる組合を結成し頑張った。ある日組合資金を稼ぐため、行商にでた京子は、建築技士洋一の運転するワゴンにはねられた。傷はたいしたことはなかったが彼女は洋一の介抱に甘えた。その京子の父が仕事中腕をつぶす事故がおこった。会社側は個人責任とし、クビという。京子は悩んだ“大助との結婚の夢”は破れるかもしれない。闘いつづける中で結婚し、赤ん坊を生み育てていく争議同士の結婚。京子のそれは、みんなの道標でもあった。地区労組員岡の指揮で、父の会社と交渉し、馘首撤回、治療費一切会社負担、賃金の確保を承認させた。その頃、工場機械搬出を理由に、会社側の暴力団が事務所を襲ったが、みんなのスクラムで追い帰した。やがて、地域の主婦や労働者たちとともに、“公害と大企業設置反対”のビラをまくみんなの姿があちこちで見られるようになった。数日後、大介と京子、デクヤンとモー子の結婚式が始まった。そして彼らが新婚旅行にいった日、スモッグでどんよりした空を見ながら岡はヒロ子にいった。「この空かて、俺たちの力で青い空に変えなならん、先はながいで--」

「娘たちは風にむかって」の解説

四十一年に大阪・西淀川にある被服工場で実際に起こった労働争議を素材に今崎暁巳が脚本を執筆した。監督は「母のない子と子のない母と」など民芸映画社の作品を多数手がけた若杉光夫。撮影は井上莞がそれぞれ担当。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1972年6月12日
キャスト 監督:若杉光夫
脚本:今崎暁巳 山形雄策
出演:小林千鶴子 津田京子 坂本真理 早川玲子 日色ともゑ 水原英子 今出川西紀 三島千枝 小夜福子 石川絢子 南風洋子 宇野重吉 北林谷栄 稲垣隆史 伊藤孝雄 米倉斉加年 小沢弘治 新谷のり子 樫山文枝 佐々木愛
配給 ほるぷ
制作国 日本(1972)
上映時間 110分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「娘たちは風にむかって」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2026-10-12 02:00:01

(広告を非表示にするには)