ヒロシマのたたかい はだしのゲン PART3 作品情報

ひろしまのたたかいはだしのげんぱーとすりー

父の大吉、姉の英子、弟進次を失った中岡ゲンと母・君江の借り住いに兄の浩二と次兄の昭が帰ってきた。父に代って一家を支えていかねばという浩一の心いきに君江はうれし泣き。その君江は、八月六日、ピカの日に友子という赤ん坊を産み落としていた。ゲンと仲良しの隆太は友子を死なせないために、MP営舎に忍び込み、ミルクを盗んだ。ところが、それはミルクではなく、ペンキだった。しかし、その盗みが縁で、二人は復員兵の大場のグループに入った。その後も盗みを働いていた二人は、大場が孤児たちを使って稼いでいたことを知り、隆太は大場を射殺してしまう。大場と対立するヤクザ岡内にかくまわれた隆太はゲンの家に大金を届けると姿を消した。やがてゲンは学校に通いはじめ、そこでボスになる。一方、中岡家では友子がさらわれてしまい大騒ぎ、実は民吉と春という夫婦が被爆の日に子供を失ってしまい死の床で子の名を呼ぶ春の姿に民吉は思いあまって友子をさらったのだ。春は友子を抱いて死んでいく。全てを知ったゲンは民吉を許すのだった。その友子も原爆症に冒されていて、アメリカの薬があれば助かるかもしれないときくが、中岡家では買えない高価なものだった。八方手をつくしたゲンは朴さんから一万円を貰い、薬を買って家に走った。しかし、友子はすでに息絶えていた。ゲンは母の胸の中で泣きくずれるのだった。

「ヒロシマのたたかい はだしのゲン PART3」の解説

中沢啓治原作の同名人気劇画の映画化三作目。広島への原爆投下までを描いた一作目、原爆投下直後を描いた二作目に続く三作目は被爆後の二年間の出来事を追う。脚本・監督は「茗荷村見聞記」の山田典吾、撮影は佐藤昌道がそれぞれ担当。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1980年7月5日
キャスト 監督山田典吾
原作中沢啓治
出演原田潤 丘さとみ 風吹ジュン にしきのあきら 桜木健一 東野英心 小野進也 辻萬長 丹古母鬼馬二 大泉滉 横山あきお 林泰文 奥忠義 田尻晶子 木原真由美 樋口和子 麻里千亜子 大竹国一郎 小林義明 若杜奏身 岡田裕司 林寛一 岡田潔 姿鉄太郎 平野稔 宮沢元 深見博 日野道夫 村上不二夫 江戸家猫八 玉川長太 梅津栄 ケーシー高峰 星清子 岡田美穂 山田有 入江若葉 奥山文史 加藤貴寿 間崇史 伊藤巧美 玉木潤 山越正樹 松下実加 川合誠二 小野瀬葉子 七五木猛明 千葉聡 伊達直敏 室園たかひろ 大栗清史 剣弘紀 草野大悟 沼田曜一 山本麟一 鈴木瑞穂 財津一郎 赤塚不二夫 タモリ
制作国 日本(1980)
上映時間 128分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:53

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