野球狂の詩 作品情報

やきゅうきょうのうた

ヤジと罵声の中、大阪アパッチ対東京メッツの最終戦が、国分寺球場で行われていた。この試合は、メッツの大投手・岩田鉄五郎の引退試合でもあったが、鉄五郎は試合後、引退をとり消す。そんな頃、スカウトの尻間は、ドラフトを間近かにひかえ、有望新人が見つからずしょんぼりしていた。彼はある日、武蔵野高校のグランドで女子野球部の中の水原勇気を発見し、さっそく鉄五郎にあわせるのであった。鉄五郎も彼女の投球を見てびっくり。ドラフトの日、東京メッツは水原勇気を第一位で指名。しかし、野球協約で女子はプロ野球の選手になれない。鉄五郎と尻間と監督の五利は、進学かプロかと悩む勇気をやっとの思いでくどきおとし、オープン戦で南海の野村と対決させる。それを見ていた総裁・犬神も彼らの気力と熱心さに負け、勇気のメッツ入りを認めるのであった。合宿所に入った勇気は毎日かなりのハード・トレーニングをこなし、長い間、二軍ぐらしをしている武藤にドリーム・ボールの特訓を受ける。しかし、その武藤もドリーム・ボールの完成直前に広島へトレードがきまる。七七年ペナントレースが開幕。メッツ対アパッチの試合は、九回の表、メッツの二点リード。途中からリリーフで登場した勇気は、アパッチ最後の打者力道にドリーム・ボールを投げ、外野フライに打ちとり、ゲームセット。次の日、メッツのナインは新幹線で、次の対戦相手の武藤のいる広島へと向うのであった。

「野球狂の詩」の解説

水島新司原作の同名劇画の映画化。女性投手・水原勇気と老投手・岩田鉄五郎を中心に笑いと涙とお色気を交えて描く。脚本は「肉欲の昼下り」の大工原正泰と「悶絶!! どんでん返し」の熊谷禄郎の共同、監督は「肉欲の昼下り」の加藤彰、撮影も同作の前田米造のそれぞれが担当。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1977年3月19日
キャスト 監督加藤彰
原作水島新司
出演木之内みどり 小池朝雄 桑山正一 五條博 木戸徹 高橋明 高岡健二 笠井一彦 田畑善彦 藤岡重慶 谷啓 山田真佐江 山科ゆり 犬塚弘 高田敏江 足立登美子 千うらら 豊田泰光 辻佳紀 丹古母鬼馬二 森徹 日吉としやす 野村克也 藤田学 石井富子 高木均 鶴岡修 江藤慎一 島村謙次
配給 日活
制作国 日本(1977)
上映時間 93分

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-10-10

今朝のNHKラジオ深夜便明日への言葉は元プロ野球選手・野球解説者の広澤克実,ヤクルトスワローズ時代の本篇出演の野村克也監督への想いも語った。考える野球にチェンジしチームを見事優勝へと導いて行き

最終更新日:2024-10-20 16:00:01

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