わんぱくパック まなつのよるのゆめ 作品情報
わんぱくぱっくまなつのよるのゆめ
半年後に完成する児童館の落成式に“すみれ少年少女合唱団”はシェイクスピアの「真夏の夜の夢」をミュージカルにして発表しようと計画。実はこの合唱団、子どもたちが学習塾へ行くものだから、メンバー不足。特に男子がたりない。メンバーのマリちゃんからたのまれて太郎は合唱団の仲間入りをする。合唱団のバン先生も助手のトンビ姉さんも大はりきり。しかし、練習場が学習塾の教室になってしまう話が進められていた。それに太郎も、家庭教師にしぼり上げられ、主役のパックのセリフすら覚えられない。悩む太郎に夏休み、合宿をして、けいこするとの計画が知らされた。ところが、太郎は家庭教師にとめられる。どんなことがあろうと、夏休みの勉強計画は変えられぬと家庭教師は言った。太郎は家庭教師に大きなパイを投げつけ、物置にこもって、ストライキをはじめた。そこで、見た夢は太郎が、本物の妖精パックといれかわり、家庭教師を追い出して、合宿行きを両親に認めさせるというものである。太郎といれかわったパックは、魔法のスプレーで家庭教師の出す難題を、次から次へとこなしてしまい、あげくのはてには、進学教室の中学受験コースから大学受験まで、パスしてしまいました。勉強、勉強の太郎をみて、両親はびっくり、身体をこわしては大変と家庭教師をクビにし、合宿行きを許してしまうのだった。一方、太郎はパックになって妖精の国の王子となり、お城へ出かけるのであった。ところが、パックの家庭教師は太郎の家庭教師にそっくり。しかし、「体力重視」の妖精の国は太郎にはもってのこいだった。合宿の日、パックは太郎になりすまして、合唱団の仲間の会話を歌にしてしまうなどのいたずらをして遊んだ。そのころ、妖精の国では、大切なハメルンの笛がボブゴブリンとペリウイギンの二人に、盗み出され、太郎が探しに行くことになる。盗人の人間の世界をのっとるたくらみは、太郎とパックの力でみごとに、うち破られる。ここで、目をさました太郎には、実際にその夢が、かなえられており、家庭教師はクビ、合宿行きもよいということになっていた。
「わんぱくパック まなつのよるのゆめ」の解説
井上ひさしの『真夏の夜の夢』という戯曲をもとに、進学というテーマをまぜあわせたミュージカル。脚本・監督は加藤盟、撮影は西浦清のそれぞれが担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1977年2月14日 |
---|---|
キャスト |
監督:加藤盟
原作:井上ひさし 出演:清野城一 岩永一陽 出門英 槙みちる 田村正勝 和田昌 野毛直義 安田更織 千葉由美 小俣真紀 佐奈田恒男 木村幌 田村貫 矢野宣 阿部百合子 ロザンナ 南風洋子 山本由香利 下川辰平 |
配給 | 共同映画 |
制作国 | 日本(1977) |
上映時間 | 70分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「わんぱくパック まなつのよるのゆめ」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。