トラック野郎 御意見無用 作品情報
とらっくやろうごいけんむよう
日本列島一人旅と意気がる11トントラックの運転手・星桃次郎は、家を持たず金財産をトラックに注ぎ込んでいる。そんな桃次郎の世話を何かと焼いているのが未亡人運転手のモナリザお京。桃次郎の相棒は4トン半の松下金造で、金造は川崎の安アパートに女房君江と息子4人娘3人の9人家族で住んでいる。桃次郎と金造は、東北のドライブ・インで新顔ウェイトレスの洋子を知り、桃次郎は洋子に一目惚れ。桃次郎がストリップ小屋で知り合った調子者の万田千吉を助手にしたことから金造との仲がおかしくなった。そんな時、西日本一を誇る関門のドラゴンと称する竜崎勝が、桃次郎の飾りとハンドル裁きに挑戦して来た。勝は偶然にもお京の兄だった。車体の飾りは互角だったが、スピード競争は千吉が桃次郎の足を引っぱり負けてしまった。このレースの後、千吉が金造の悪口を言ったために、怒った桃次郎は彼を破門にした。桃次郎と金造の友情が回復したある日、3歳になる捨て子を拾った二人は、その子が“ねぶた祭り”を記憶しているので青森まで親捜しに出かけた。何とか子供の身元を探し当てたが、子供の父が土木工事の事故で数日前に死んでしまっていた。ところが、かつてはトラック運転者だったその子供の父が日雇い作業員になった原因というのが、花巻の鬼代官と運転手たちに恐れられていた警察官、つまりかつての金造の執拗な取締りに引っかかったからだった。責任を感じた金造は、暴走して台貫場へ突っ込み、重傷を負った。その金造を見舞いに来た洋子が、桃次郎に自分の身上話をした。彼女には明という婚約者がいるが、彼が車の人身事故を起こし賠償金の負担の重さに挫折してしまったというのである。そして、4時間後に明が漁船で日本を脱出するのだ。洋子に恋を囁こうとした桃次郎だったが、彼女に明との再起を促すと、彼女を乗せて漁港までフルスピードで突っ走るのだった。
「トラック野郎 御意見無用」の解説
長距離トラックの運転手の生活をペーソス豊かに描いた喜劇。脚本は澤井信一郎、監督は脚本も執筆している「けんか空手 極真拳」の鈴木則文、撮影は「青い性(1975)」の仲沢半次郎がそれぞれ担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1975年8月30日 |
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キャスト |
監督:鈴木則文
出演:菅原文太 愛川欽也 中島ゆたか 湯原昌幸 夏夕介 佐藤晟也 誠直也 祝直人 鈴木ヒロミツ 安岡力也 小林千枝 芹明香 叶優子 相川圭子 城恵美 佐々木梨里 山本緑 小坂知子 小松方正 大木悟郎 由利徹 大泉滉 黒田征太郎 春川ますみ 佐藤允 夏純子 宇崎竜童 |
配給 | 東映 |
制作国 | 日本(1975) |
上映時間 | 98分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、1件の投稿があります。
P.N.「雪風」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2020-06-01
私は全10作観ています。前期はお色気、警察侮辱、乱闘暴力が、中期頃からは、子供達に人気が出たのでお笑い路線になりました。全国津々浦々、事件揉め事、失恋自慢のトラックがボロボロになる内容。でも飽きが来ないのは、文太、キンキンのコンビ、個性豊かなレギュラー陣、豪華なゲスト、一般車のデコトラ多数登場。結末の文太さんがめっちゃかっこいい!これこそ男のロマンです!最後に一言、「トラック野郎よ永遠に。」