螢(1989) 作品情報
ほたる
横浜のヤクザ。新光会の幹部島田謙次が、麻子に会ったのは七年前のまだ駆け出しの頃だった。謙次は港北組のチンピラだったが、組は突然解散。幹部の二宮は関東連合へ移り、同じ幹部の楠原は謙次と秀夫を連れて新光会へ移った。謙次はある日、ピンクサロンのホステス麻子を力ずくで犯したが、彼女の天使のような優しさに惚れたのだった。謙次と秀夫はキャッチバー「黒猫」を始めたが、麻子は刑事に捕まってしまう。「黒猫」に戻った麻子は、ピンサロの仲間の洋子から二〇万円をだまし取られ、謙次に殴られた。謙次は兄貴分、楠原のために無理な取り立てに奔走した。しかし、楠原はこの金で関東連合の賭場で負け越し、二宮に五〇〇万円の借りを作ってしまう。謙次は金をつくるために身を切るような思いで、麻子をソープランドに売った。楠原は二宮に金を返しに行くが、無惨にも殺されてしまう。謙次は家族旅行を楽しむ二宮を列車の中で刺殺。七年の刑期を終えて出所した謙次は洋子から麻子の消息を聞くが、彼女は悪い男に引っかかりシャブ中にされて、今はサナトリウムで療養中の身だった。謙次は麻子を訪ねたが、かすかに記憶がよみがえったようだった。
「螢(1989)」の解説
横浜を舞台にチンピラたちの青春と純愛を描く。脚本・監督は「疵」の梶間俊一、共同脚本は同作の塙五郎、撮影は「ガラスの中の少女(1988)」の飯村雅彦がそれぞれ担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1989年2月18日 |
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キャスト |
監督:梶間俊一
出演:柳葉敏郎 南果歩 布施博 辻沢杏子 益岡徹 小沢仁志 内藤剛志 原田芳雄 立花理佐 萬田久子 ジョニー大倉 |
配給 | 東映 |
制作国 | 日本(1989) |
上映時間 | 103分 |
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