バカヤロー! 私、怒ってます 作品情報
ばかやろーわたしおこってます
〔「食べてどこがいけないの?」〕厚木静香はダンスパーティで沼山和樹と知り合って婚約するが、彼は実に神経質だった。食事のマナーや静香の体型など、ベッドの中でも文句をつける。彼女は必死でダイエットを試みるが報われず、数日後両家の食事会で突然“バカヤロー!食べてどこがいけないんだ”と叫ぶのだった。 〔「遠くてフラれるなんて」〕軽間佐恵は自宅と会社が遠い上、父親が厳しいのでアフター5に友人と遊ぶことはままならなかった。唯一の楽しみの恋人・大石守とのデートも終電で帰らなければならないのでうまくいかない。ある晩佐恵は彼のためにホテルを予約するが、時は遅く大石は別れ話を持ち出した。普段大人しい佐恵もその夜は酔っ払い、バカヤローと叫びながらホテル内を暴れ回るのだった。 〔「運転する身になれ!」〕気の弱いタクシー運転手の益子雅久は、毎晩酔っ払いなど嫌な客を乗せてストレスがたまっていた。ある晩美人ホステスの徳子を乗せてアパートまで送り届けたが、突然男が現われてタクシー代も取らずに帰った。翌日、益子は後部座席でイチャつくアベックに頭にきて、ついに“バカヤロー!”と叫ぶのだった。 〔「英語がなんだ!」〕会社からシカゴ勤務を命じられたビジネスマンの向坂茂は日夜英語の勉強に励んでいた。英語が堪能な上司の高橋は、なかなか上達しない向坂を内心バカにしている。ある晩会社のパーティでグラマンというシカゴのVIPと知り合うが、彼は無類の女好きで嫌がるコンパニオンを口説いていた。止めようとして邪険にされた向坂は、グラマンに向かって“Fuck You!”と叫ぶのだった。
「バカヤロー! 私、怒ってます」の解説
普段大人しい人間が精神的抑圧から「バカヤロー!」と叫び出すまでのシチュエーションを描く。「そろばんずく」の森田芳光が総指揮・脚本を務めた四話からなるオムニバス映画で、監督は新人の渡辺えり子、中島哲也、原隆仁、堤幸彦、撮影は「うれしはずかし物語」の川上皓市と「団鬼六 妖艶能面地獄(1988)」の長田勇市が二話ずつそれぞれ担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1988年10月15日 |
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キャスト |
監督:渡辺えり子
中島哲也
原隆仁
堤幸彦
出演:相楽晴子 伊原剛志 石橋蓮司 森下愛子 田山真美子 六浦誠 草薙幸二郎 佐々木すみ江 内藤やす子 安田成美 磯部弘 小河麻衣子 渡辺真起子 北村克己 相田寿美緒 小坂一也 大地康雄 斉藤慶子 イッセー尾形 布施博 高森えりか 中島陽典 黒木まや 阿藤海 成田三樹夫 小林薫 室井滋 草野康太 レオ・メンゲティ ビル・ドーシィ 宮田早苗 フォッカー ビアンカ マリア スティシィ ジョアンナ 小林稔侍 |
配給 | 松竹 |
制作国 | 日本(1988) |
上映時間 | 99分 |
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