ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け 作品情報

びりぃざきっどのあたらしいよあけ

ビリィ・ザ・キッドはモニュメントバレーの荒野を馬に逃げられ、とぼとぼと歩いていた。立ち止まり、あたりを見渡そうとした次の瞬間、彼は奇妙な酒場スローターハウス(食肉解体場)に立っていた。ビリィは店のマスターに用心棒として雇うよう、早打ちを披露するが、宮本武蔵の神業的居合抜きの前には破れてしまう。だが、マスターの一人娘テイタムに一目惚れし、何とかタダ働きのウェイターとして雇ってもらった。愛妻家で芸術家のサンダース軍曹、詩人の中島みゆき、念力を繰る104、合体人間マルクス・エンゲルス、彼らはそれぞれ、修理屋、ウェイトレス、レジ係、皿洗いとしてこの店で働いている。だが、それは仮の姿であり、実はギャングたちの襲撃から店を守るため、雇われた用心棒たちだった。ロックバンド、ゼルダのライヴコンサートを3日後に控え、ビリィは店の客になりすましたギャングを見つけだそうとやっ気になっていた。来る客すべてあやしいが、美人OLのシャーロットだけには気を許してしまう。ゼルダのライヴが始まった。店内に生暖い風が吹き、ギャングたち、ハリィ・キャラハン、シャーロット、ブルース・スプリングスティーン、レオニド・ブレジネフが襲撃してきた。壮絶な銃撃戦の後、死体だらけの店内に残ったのはマスターとみゆきとビリィの3人だけだった。翌朝、ビリィは2人と再会を約束して、店の壁画から快晴のモニュメントバレーへと去って行った。

「ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け」の解説

ギャングたちの襲撃から一軒の店を守るため、6人の用心棒たちが店のマスターと共に闘うまでを描く。高橋源一郎の原案を基に、彼と山川直人が脚本を共同執筆。監督は自主映画を撮り続け、これが初の35ミリ監督作品となる山川直人。撮影は「国東物語」の高間賢治が担当。主題歌は、ゼルダ(「黄金の時間」)。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1986年8月1日
キャスト 監督山川直人
出演三上博史 真行寺君枝 室井滋 石橋蓮司 内藤剛志 戸浦六宏 加藤善博 石井章雄 原田芳雄 塩野谷正幸 浅葉克巳 オーラ・ラニ 小嶋さちほ 高橋佐代子 石原富紀江 小澤亜子 神戸浩 北林谷栄 海琳正道 山口晃史 上村柚梨子 細川俊之 日比野克彦 遠藤京子 郷田ほづみ 鮎川誠 木内みどり 北村魚 南雲京子 伊藤与太郎 鈴木正之 光永巌 岩瀬雅彦 上田雅人 栗本慎一郎 井上明子 東千恵 小川盛子 奥村公延 三宅裕司 三宅裕司 小倉久寛 マーク・ORIANI ゲオルグ・マテス 平田純一 立原繁人 中村淳 坂本京美 肥後克広 有薗芳記 釣井三千男 アンティサ 井元優子 杉恵以子 チャイルズ 劇団七曜日 フランキー・バロッカ 高橋源一郎
出演(声)ポール・チェセカスキー
配給 パルコ
制作国 日本(1986)
上映時間 109分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:54

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