真夜中の虹 作品情報
まよなかのにじ
家無く職無く、自殺した父のキャデラックでカスリネン(トゥロ・パヤラ)は一路南へ--。ヘルシンキへ向かう途中のドライヴ・インで有り金奪われて途方に暮れている時、婦人警官のイルメリ(スサンナ・ハーヴィスト)と出会い、彼女とその息子リキ(エートゥ・ヒルモカ)に奇妙な愛情を抱く。金に困りキャデラックまで売ってその日暮らしの中、偶然金を奪った相手を見つけ殴りかかるが、逆に警官に取り押えられ刑務所入り。が、同室のミッコネン(マッティ・ペロンパー)と共謀してまんまと脱獄に成功。キャデラックを奪い返し、イルメリとは簡易結婚式を挙げ、銀行強盗までして資金稼ぎをしながら国外脱出を企てる。しかし、メキシコ行きの夢も空しく相棒のミツコネンは闇屋に殺される。しかしカスリネンはあきらめない。ミッコネンの遺体を彼の遺言通りゴミ処理場に埋めると、虹の彼方、南を目指し、イルメリとリキを乗せた車でメキシコ行きの船、アリエル号へ向かうのだった。
「真夜中の虹」の解説
南への渇望を抱く主人公の放浪をロード・ムーヴィーの形を借りて描くハードボイルドロマン。製作・監督・脚本を兼ねるのは「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」のアキ・カウリスマキ。撮影はティモ・サルミネンが担当。出演はトゥロ・パヤラ、スサンナ・ハーヴィストほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1990年9月1日 |
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キャスト |
監督:アキ・カウリスマキ
出演:トゥロ・パヤラ スサンナ・ハーヴィスト マッティ・ペロンパー エートゥ・ヒルモカ |
配給 | シネセゾン |
制作国 | フィンランド(1988) |
上映時間 | 74分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-08-01
原題はアリエル,貨物船アリエル号からシンボリックなタイトル,邦題の虹に込められた意味合いは見終えてからのお楽しみ,映画コンタクト・キラー,映画過去のない男へと続くアキ・カウリスマキ監督の原点