女性上位時代 作品情報

じょせいじょういじだい

若い身空で未亡人となったミミ(C・スパーク)は、葬式のあとで、弁護士から財産整理の話をきいているうちに、夫が秘かにマンションを隠しもっていたことを知った。そのマンションは、風変りな作り方がされており、夫の“特殊な欲望”を満足させるすべてのものがそろっていた。未知なるもの多きセックスの世界--ミミはその神秘のすべてを知りたい探究心にもえて、さっそく勉学にいそしむことになった。まず手はじめにミミはマルディーニを相手に選んだ。が一人だけでは十分とはいえない。実直そうな歯医者たくましいテニスの教師、街であったプレイボーイ、親友クラウディアスの夫、等々、ミミは次々と相手をかえ研究にいそしんだ。だが、どれもあまりゾッとしないものばかりだった。そんなベールに包まれたミミの健康を案じたミミの母や友人トニーは、一度医者に診察してもらうよう、彼女にすすめた。しかたなく、ミミは病院に行ったが、ここでデ・マルキ(J・L・トランティニャン)なる放射線科の医者にひと目でいかれてしまった。ミミは、学生になりすましデ・マルキの授業に出席し、まんまと、デートにこぎつけ、そして結婚を申しこまれた。ミミはとまどった。自分には秘密の生活がある。だが、ミミのとまどいもためらいも、デ・マルキの愛の前には消えた。ふたりはめでたく結婚した。しかし、足首をいためて背負われた時の快感だけは、ミミに残っていた。ミミを背中にのせ、馬になって“女上位”で室内を歩きまわるデ・マルキの姿がみられた。

「女性上位時代」の解説

「歌え!太陽」のパオロ・フェラーリとオッタヴィオ・ジェンマの脚本を「女と将軍」のパスクァーレ・フェスタ・カンパニーレが監督したコメディ。撮影は「追い越し野郎」のアルフィオ・コンティーニ、音楽は「黄金の七人」シリーズのアルマンド・トロバヨーリが担当している。出演は「夜は盗みのために」のカトリーヌ・スパーク、「恋びと」のジャン・ルイ・トランティニャン、他にフランク・ウォルフ、ベナンティノ・ベナンティーニ、フィリップ・ルロワ、など。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ
出演カトリーヌ・スパーク ジャン・ルイ・トランティニャン ルイジ・プロイェッティ フェビエンヌ・ダリ レンツォ・モンタナーニ パオロ・ストッパ ノラ・リッチー Edda Feranao ベナンティノ・ベナンティーニ フランク・ウォルフ フィリップ・ルロワ ヴィットリオ・カプリオ
配給 東和
制作国 イタリア(1968)
年齢制限 R-15
上映時間 94分

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-01-31

医師ジャン・ルイ・トランテイニャンと御転婆なカトリーヌ・スパーク嬢との関係性が絶妙。他の映画サイトにも有ったが彼が彼女を車に置き去りにするシーンが秀逸。ラストシーンはF・フェリーニ監督の〈甘い生活〉とか谷崎潤一郎の小説見たい

最終更新日:2023-10-26 18:51:09

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