アルデンヌの戦い 作品情報

あるでんぬのたたかい

一九四五年春。第二次世界大戦も終局に近づいた頃、アムステルダム郊外の捕虜収容所からセサモ(フレデリック・スタフォード)、ランダル、ウォルコットの三人が脱走した。ハスラー将軍のひきいる親衛隊から逃れることはできたがウォルコットは偵察隊に射殺された。偶然に出会ったパルチザンの隊長ロールマンに助けられたセサモとランダルは、彼らと行動を共にすることにした。彼らは、ベルマヒト司令部にある機密室から、兵器の研究書や、ナチが盗み出したダイヤを奪回する計画をたてていた。ある日、セサモはアメリカの飛行機の掃射をうけていたトラックから、クリスチーナ(ダニエラ・ビアンキ)を救った。彼女は夫フォン・キースト将軍(クルト・ユルゲンス)のもとに行く途中だった。翌日、セサモ、ラルダルたちは綿密な計画をたて、行動を開始した。ユダヤ人であることをたてに、クリスチーナにスパイ行為を承諾させ、計画はちゃくちゃくと進んだ。アメリカ軍の指揮官オコンナーもすべての軍力を結集して背後から助けた。襲撃につぐ襲撃をうけ、ドイツ軍は衰退していった。その様子をみてとったキースト将軍は、ダイヤを手渡すかわりに、兵を逃がす交渉をロールマンと交した。そのキースト将軍も、かけつけたハスラー将軍に射殺された。第二次大戦で最大のアルデンヌの戦いはこうしてはじまった。この歴史的激戦で、ドイツ軍は敗退、ハスラー将軍もセサモの手で殺された。が、セサモは、ランダルの死を報告し、その棺でダイヤを運んだことが発覚、軍法会義にかけられた。だが、オコンナーの手助けで釈放された。セサモは、クリスチイーナがまつオーストリアの山小屋に向った。

「アルデンヌの戦い」の解説

「タイタンの逆襲」のエンニオ・デ・コンチーニの脚本を「ドクター・コネリー キッド・ブラザー作戦」のアルベルト・デ・マルティーノが監督した戦争もの。撮影は「ドクター・コネリー キッド・ブラザー作戦」のアレハンドロ・ウローア(アレクサンダー・ウローア)、音楽は「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」のコンビ、エンニオ・モリコーネとブルーノ・ニコライが担当している。出演は「リオの嵐」のフレデリック・スタフォード、「ドクター・コネリー キッド・ブラザー作戦」のダニエラ・ビアンキ、「女王陛下の大作戦」のアドルフォ・チェリ、「ロード・ジム」のクルト・ユルゲンス、ジョン・アイアランドなど。製作はエドモンド・アマティ。テクニカラー、テクニスコープ。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督アルベルト・デ・マルティーノ
出演フレデリック・スタフォード ダニエラ・ビアンキ アドルフォ・チェリ クルト・ユルゲンス ジョン・アイアランド Helmut Schneider Howard Ross アンソニー・ドーソン
配給 松竹映配
制作国 イタリア(1967)

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最終更新日:2022-07-26 11:03:57

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