007は二度死ぬ 感想・レビュー 5件

だぶるおーせぶんはにどしぬ

総合評価3.67点、「007は二度死ぬ」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2024-06-28

ボンドが空を飛び、トヨタ2000GTが走り回る「奇妙な日本」は、一度も存在したことはないのに不思議な懐かしさすら感じさせます。

そして、ナンシー・シナトラの歌う同名の主題歌は、美しい旋律と意味深で不吉な歌詞になっていますね。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2024-06-28

丹波哲郎扮するタイガー田中の基地が丸の内線の中野新橋駅だろうと、相撲部屋の外が国技館だろうと、東京から神戸まで車で20分ぐらいだろうと、姫路城に忍者がいようと、瀬戸内海に阿蘇山があろうと、細かいことはどうでもいいのだ。

偽装したカルデラ湖の裏側に巨大な火山型ロケット発射基地がドーンとあり、どうだ、これが007だ!!という大迫力の前には小ネタの笑いなど吹っ飛んでしまいます。

007映画なのに、なぜだか日本の東宝映画の匂いがして、今にもキングギドラでも飛んできそうな雰囲気だ(笑)。

日本人キャストの中で、唯一、英語が堪能だと言われていた丹波哲郎(実際は違うらしい。その証拠に後年、シドニー・ポラック監督の「ザ・ヤクザ」のオファーを受けたものの、あまりの英語の長ゼリフに怖れをなして、出演を断ったという逸話があります)は、若林映子や浜美枝らの取りまとめ役に回っていたそうだ。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2024-06-28

この”007シリーズ”5作目の映画「007は二度死ぬ」は、原題が「You only live twice」と言って、イアン・フレミングの原作で、主人公のジェームズ・ボンドが松尾芭蕉の俳句に因んで詠んだ短い詩が元になっています。

意味は「人生を実感できるのは二度だけ。生まれたときと死ぬときと」。
元々の松尾芭蕉の句は、「命二つ生きたる桜かな」。

死と美学が隣り合わせにある日本人の死生観にイアン・フレミングは感銘を受けたと言われています。
ついでながら、酒と忍者とトルコ風呂にも(笑)。

この映画は、製作準備中に主要スタッフが2度も航空機事故に遭遇するなど、不吉な幕開けとなったことでも有名ですね。

国辱だとか、トンデモ映画という文脈で語られることが多い映画ですが、007スタッフは日本人に畏敬の眼差しを持ち、異文化に対して真摯に取り組んでいると思う。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-11-15

この「007は二度死ぬ」は、長期の日本ロケを敢行、1967年度の日本での興行収入No.1の大ヒットとなった作品だ。

007シリーズ5作目の作品で、原作通り日本ロケを敢行し、日本中が007に沸いた。

しかし、その中身は奇々怪々で、日本人の漁師に化けたジェームズ・ボンドが、海女と結婚したり、忍者の登場など奇怪な場面が続出する。

いわゆる"国辱映画"としての楽しみ方もできる一方で、ソニー製の超小型ビデオやトヨタ2000GTなど、日本の高度経済成長期が生んだ逸品の数々が、画面狭しと活躍するのは救いだ。

日本からは丹波哲郎の他、ボンドガールとして若林映子と浜美枝が出演。
初めて素顔を見せる、ボンドの宿敵ブロフェルドをドナルド・プレザンスが演じている。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-03-07

👥本篇出演のドナルド・プレザンスが出て居るジョン・カーペンター監督のホラー作品〈パラダイム〉にはジャン・コクトーの〈オルフェ〉風な鏡のトリックが見られるんだ👈

最終更新日:2024-11-06 17:05:29

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