夕陽のガンマン 作品情報

ゆうひのがんまん

マンゴー(C・イーストウッド)は若い男で激しい性格、物事はすばやく片づけるのが得意だ。もう一人、大佐(L・V・クリーフ)と呼ばれる男は初老で、身のこなしも上品、冷静に計算してから仕事を片づける。この二人お互いに相手を知らなかったが、共通の目的はインディオ(G・M・ポロンテ)と呼ばれる凶悪な殺人鬼を探し、殺すことだった。賞金は二万ドル。マンゴーと大佐の出会いは、お互いの不信から決闘寸前にまでいったが、血を見ずに終り、共通の目的を果たすために手を結んだ。もちろん賞金は山分け、ということで……。このときインディオは牢獄を脱走し、仲間と一緒にエル・パソの銀行を襲撃する計画を練っていた。これを知った二人は、一人がインディオの仲間に潜入し、手引きをした末に彼を殺すことに決める。そしてマンゴーが潜入する役を引きうけることになった。銀行襲撃の日、インディオ一味に加わったマンゴーは内部から、大佐は外からインディオを倒す手はずを整えた。ところが素早いインディオの動きのため、計画は失敗。舞台はメキシコ領の小さな村に移された。ここで略奪品に手を出したマンゴーと大佐は、インディオの手下に捕えられてしまった。だが二人を助けて自分の手下を殺させ、その上で二人を殺そうというのがインディオの考えだった。結果、二人の銃弾に手下は皆殺しになるが、大佐はインディオの銃の前に立たされてしまった。懐中時計のオルゴールが鳴りやめば大佐の命は消える。このときマンゴーが現れ、彼の立会いの下、大佐とインディオの決闘が行なわれることに……。銃声が轟き、インディオは倒れた。復讐を遂げた大佐は、賞金の山分けを辞退した。

「夕陽のガンマン」の解説

セルジオ・レオーネとフルヴィオ・モルセッラのストーリーをルチアーノ・ヴィンセンツォーニとセルジオ・レオーネが脚色、レオーネが「荒野の用心棒」(この時はボブ・ロバートソンというアメリカ名を使用)についで発表した製作・監督の西部劇アクション。撮影はマッシモ・ダラマーノ、音楽はエンニオ・モリコーネが担当した。出演クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテほか。テクニカラー、テクニスコープ。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督セルジオ・レオーネ
原作セルジオ・レオーネ フルヴィオ・モルセッラ
出演クリント・イーストウッド リー・ヴァン・クリーフ ジャン・マリア・ヴォロンテ マーラ・クラップ ルイジ・ピスティリ クラウス・キンスキー ヨゼフ・エッガー パノス・パパドポロス ベニート・ステファネッリ
配給 UA
制作国 イタリア(1966)
上映時間 132分
TV放映 2024年1月19日 テレビ東京 午後のロードショー

(C)1965 P.E.A. Films, Inc. All Rights Reserved

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「らいじんぐ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-08-17

歴史と伝統ある庶民の味方「午後ロー」に登場‼テレビ、VHS、LD、DVD、BD…と何度も見てきたけどやっぱり大傑作‼西部劇が苦手な方にもオススメです‼但しアメリカ産ではありませんけど。ついでにはじめてこれ見て次作の「続・夕陽のガンマン」を見たくなった方、やめた方がいいです。あれは世紀の失敗作。テレビ東京さん、放映しないでね。レオーネ監督はここまででいいです!

最終更新日:2024-11-06 02:00:04

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