豪勇ペルシウス大反撃 作品情報
ごうゆうぺるしうすだいはんげき
ギリシャの小国セリポスの賢明な老王ケペウスと、残忍なアクリシオスとその息子ガレノール(アルトゥーロ・ドミニチ)の支配下にある隣国アルゴスは宿命的な対立をつづけていた。セリポスの国の近くに妖獣メドウーサがいて、兵隊の多くが石にされていた。また、この国にはアルゴスの王子ペルシウスが幼いころ拾われて育てられ、立派な若者に成長していた。というのも、アクリシオスが前王を死に追いやって王妃ダナエと結婚していたのだ。ただし、ペルシウスの秘密は誰も知らない。また彼はケペウス王の王女アンドロメダ(アンナ・ラナリ)と相愛の仲だった。ケペウス王はアルゴス国との不穏な空気を和らげようとガレノールを招待し、歓迎した。そしてアンドロメダの結婚を決めるべき競技試合を行なった。これはガレノールが当然優勝するということを考えてのことだった。が、これにペルシウスが勝ってしまった。彼は意に反してセリポス軍の総指揮官を命ぜられた。ガレノールはアンドロメダを掠奪してアルゴスに向った。急を知るとペルシウスはこれを追い、激しい闘いの末、アンドロメダをとりもどした。ダナエはペルシウスが死んだものと思っていたが、事実を知って喜んだ。アクリシオスとガレノールはペルシウスの秘密を知って驚ろきセリポスへ軍勢をさし向けた。多勢に無勢、そこでペルシウスは単身、妖獣メドウーサを征伐に出かけた。激闘の末これを殺し、石に化していた幾百の軍勢を蘇生させた。ペルシウスはその軍勢を率いて城にせめかえり、アルゴス軍を全滅させた。ペルシウスはアンドロメダと晴れて結ばれ、セリポス、アクリシオスの二つの国に平和がよみがえった。
「豪勇ペルシウス大反撃」の解説
「蒙古の嵐」のルチアーノ・マルティーノ、マリオ・グェルラ、ホセ・マジョルキら三人の共同シナリオを「無敵の七人」のアルベルト・デ・マルティーノが監督したアクション・スペクタクル。撮影はエモ・ビストルフィ、音楽はカルロ・フランチが指当した。出演は「赤い砂の決闘」のリチャード・ハリソン、新人アンナ・ラナリ、「ヘラクレス」のアルトゥーロ・ドミニチ、「コンスタンチン大帝」のエリザ・チェガーニ、レオ・アンコリス、モリノ・ロホほか。イーストマンカラー・トータルスコープ。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:アルベルト・デ・マルティーノ
出演:リチャード・ハリソン アンナ・ラナリ アルトゥーロ・ドミニチ エリザ・チェガーニ モリノ・ロホ レオ・アンコリス |
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配給 | 東京第一フィルム |
制作国 | イタリア(1965) |
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