大勝利 作品情報
だいしょうり
一九四四年独軍占領下のパリ。独海軍大尉マルデン(クラウスユルゲン・ヴィソウ)は新型機雷を発明した気鋭の軍人だったが、仏人マドレーヌという恋人のあることと彼の弟ウェルナーが大戦前イギリスに移住、現在はカレー放送局員であることから、ゲシュタポ隊長アルブレヒトから睨まれていた。スパイ容疑である。また彼はゲシュタポで事務員をしている幼ななじみのアンネ(インゲボルク・シェーナー)に想いを寄せられていた。ある日、マドレーヌは仏レジスタンス要員に脅迫されてマルデンを呼びだし、そこでウェルナーと再会した。弟は例の秘密機雷の設計図を望んだがもちろん拒絶した。だが大尉が弟と密会した事実はアルブレヒトを怒らせて、逮捕されてしまったがアンネの努力で釈放された。この頃、米軍の先鋒部隊がパリ郊外に達した。あせったアルブレヒトは大尉と、彼の親友ルーディまでもスパイの嫌疑で捕えてしまった。これをしったカレー放送局長(ゲルト・フレーベ)はウェルナーらを伴い、レジスタンス闘士たちとパリのゲシュタポ本部を襲い、二人を助けた上アルブレヒトを殺した。放送局長は特別の計らいで二人に自由を与えた。彼等の喜びの陰で多くの人が死んだ。みんな祖国への忠誠と信じて……。
「大勝利」の解説
ミヒャエル・モーアの原作を「ジャングルの魔女」のエルンスト・フォン・ザロモンが脚色、「〇八/一五」のパウル・マイが監督した戦時挿話。撮影はクルト・ハッセ、音楽はノルバート・シュルツェが担当した。出演は「怪人マブゼの挑戦」のゲルト・フレーベ、「武器の報酬」のヘルムート・シュミット、「〇八/一五」のペーター・カルステン、インゲボルク・シェーナー、クラウスユルゲン・ヴィソウなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:パウル・マイ
原作:ミヒャエル・モーア 出演:ゲルト・フレーベ ヘルムート・シュミット ペーター・カルステン ジークフリート・ロビッツ クラウスユルゲン・ヴィソウ ハンス・ライザー インゲボルク・シェーナー |
---|---|
配給 | グランドナショナル |
制作国 | 西ドイツ(1955) |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「大勝利」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。