女と男のいる舗道 感想・レビュー 2件

おんなとおとこのいるほどう

総合評価5点、「女と男のいる舗道」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-05-21

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

挿入されている音楽も効果的で、芸術的、かつフランス映画の素晴らしさを感じさせてくれる。

特にナナが、カフェで一人の老人と話すシーンは、哲学的で、強く印象に残る。

いつも明るくふるまっているナナだが、時折、ふっと”孤独な影”を見せることがある。
どこか刹那的で、それでいて優しさを感じさせるナナを、アンナ・カリーナは実に繊細に演じていると思う。

ラスト・シーン、ナナはヒモの男とヤクザとのいざこざに巻き込まれ、拳銃の弾を浴びて、路上につんのめって死ぬ。
ナナの若くて白い肉体に、めり込んでいく銃弾が見えるようで悲しい——-。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-05-21

この映画「女と男のいる舗道」は、ジャン=リュック・ゴダール監督の傑作の一本だと言えると思う。

あるいは、この監督の一番いい部分の出ている映画だと言えるかもしれない。
もうひとつ言えば、なんとなく解るような映画だ。

じっと観て、セリフを聞いていると、まるで詩を聞いているような気分になる。
そして、アンナ・カリーナの私娼ぶりが、とても可愛い。

映画の冒頭、いくつかの受賞名が出たあと、「B級映画に捧ぐ」といった言葉が出る。
全体が12章に分けられていて、第1章は、アンナ・カリーナ扮するナナが、夫と別れるくだりから始まる。
第2章では、自立してレコード店で働くナナだが、やがて、私娼としてパリの舗道に立つようになる。

モノクロームのパリの風景が、ドキュメンタリー・タッチで映し出され、セリフには詩のような比喩と間合いとが含まれている。

最終更新日:2024-05-31 16:00:01

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