バイキングの復讐 作品情報

ばいきんぐのふくしゅう

西暦七八六年、ブリタニア地方ドーセット伯爵領海岸に初のバイキングが侵攻して小王国を形成して以来、オルデル族の長ハラルド(フォルコ・ルリ)は平和と正義を確立しようと努めていた。ハラルドとの平和交渉にスコットランドのローター王から派遣されたグンナー男爵は命令に反してバイキング達を虐殺した。アリス王妃と戦場を訪れた王は、グンナーの部下の矢で落命した。その場で女王となったアリスは、胸に刺青のある男児を拾い、育てることにした。同じ印をつけた兄イロンと戦乱に生き別れたハラルドの遺児エリックだったのだ。二十年たちバイキングの長となったイロン(キャメロン・ミッチェル)は巫女の双生児の姉ダヤ(ヘレン・ケスラー)に恋していたが、妻とするには父の仇をうち、王国を再建しなければならない。彼は部下を集めてブリタニアへの報復を狙っていた。バイキングの侵攻近しと知ったブリタニアでは女王がエリック(ジョルジョ・アルディソン)を攻撃に立ち向わせた。ブリタニア軍船はバイキングに撃破されて大敗し、バイキングの本国に流れついたエリックは、ダヤの妹ラマ(アリス・ケスラー)と恋におちた。勝利を収めたイロンは王国を再建し、ダヤと結婚することになった。花嫁ダヤをラマと間違えて裏切をなじったエリックは囚われたがラマの力で女王達と船で逃れることが出来た。ローター城奪回のため二人は兄弟とは知らずに死闘を展開した。だが組伏せたエリックの胸に刺青を発見したイロンは両軍に終戦を宣告した。その時城内にダヤと残っていたグンナーはダヤを人質としてイロンを矢で射殺した。怒ったエリックとブリタニア、バイキングの両軍は一丸となって総攻撃を開始した。グンナー一味は全滅し、バイキングは本国へと引揚げて行った。エリックは晴れてラマを妻に迎え、ブリタニアには平和が甦った。

「バイキングの復讐」の解説

「マチステ」のオレステ・ビアンコリと「百の顔を持つ騎士」のピエロ・ピエロッティの脚本を「マラソンの戦い」のカメラマン、マリオ・バーヴァが撮影。監督したスペクタクル史劇。音楽は「青い海岸」のロベルト・ニコロージが担当。出演者は「海賊王バイキング」のキャメロン・ミッチェル、「潜水艦浮上せず」のフォルコ・ルリ、ドイツ生れの双生児ケスラー姉妹など。イーストマンカラー・ディアリスコープ。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督マリオ・バーヴァ
出演キャメロン・ミッチェル ジョルジョ・アルディソン フランソワーズ・クリストフ アンドレア・ケッキ フォルコ・ルリ ヘレン・ケスラー アリス・ケスラー
配給 東和
制作国 イタリア(1962)

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「バイキングの復讐」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:57

広告を非表示にするには