鬼火(1963) 感想・レビュー 5件

おにび

総合評価5点、「鬼火(1963)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-11-13

かつて社交界で羽振りをきかし、今はアル中となって、療養所で暮らすアラン。
彼はすでに死に取り憑かれ、2日後に自殺することを決意していた。

そして、その2日間、アランは、かつての知人たちを訪れるが、孤独感をつのらせるばかりだった。

療養所に戻ったアランは、ピストルの引き金を引く。

このフランス映画「鬼火」は、自殺を決意した男の2日間を描いた秀作だ。

原作は、ドリュ・ラ・ロシェルの「ゆらめく炎」だが、当時のルイ・マル監督の周辺で、自殺が相次いだことから、企画されたといわれ、ルイ・マル監督の中でも異色と言える。

死に取り憑かれた主人公の話のため、暗く観念的な映画であるが、その主人公をモーリス・ロネが実にうまく演じており、一種のデカダンスに満ちた主人公役には、まさに適役だ。

そして、エリック・サティの音楽も効果的だ。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-08-23

スター・チャンネルでルイ・マル監督のクラシック〈鬼火〉を。エリック・サテイの音楽と不条理なラストシーンとジャンヌ・モローの貫録と

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-11-14

そしてまた,ジェレミー・アイアンズとジュリエット・ピノシュの不倫関係で精神的にも窮地に追い込まれたのがルイ・マル監督のカラー作品〈ダメージ〉,自壊的な処は共通す

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2021-09-13

又ジャック・リベット監督作品〈現金に手を出すな〉でも本ヒロインのジャンヌ・モローが独特の魅力で…

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-09-25

映画「太陽がいっぱい」に出ていたモーリス・ロネを観ていたらルイ・マル監督のジャンヌ・モロー共演のモノクロ作品・本編を想い出していた。ルネ・クレマン監督「太陽はいっぱい」はアンリ・ドカエのシャープなカメラワークや登場人物のアップが特徴的だったが、本作のジャズな音楽と接写も素晴らしく〈滅びの美学〉へと壊れ行く、苦悩する人間の魂にグッと迫っていた見たい。

最終更新日:2023-11-23 16:00:02

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