P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-08-30
是枝裕和監督の処女作品の幻の光を観てから原作の宮本輝の短篇を読み終える。海が舞台の一人語りの小説の印象とエリック・ロメール監督の本篇が何処か響き合った!
みどりのこうせん
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是枝裕和監督の処女作品の幻の光を観てから原作の宮本輝の短篇を読み終える。海が舞台の一人語りの小説の印象とエリック・ロメール監督の本篇が何処か響き合った!
午後の一時をラジオから流れるヨハン・セバスチャン・バッハのクラシックを耳にすると女性同士の対話劇で構成されたお洒落な本篇の映像が想いがけず脳裏を過るんだ
バカンスを一人でどう過ごすかは繊細なデルフィーヌにとっては大きな心の負担…。失恋した彼女の感情の機微に寄り添ったエリック・ロメール監督の絵日記の様なスタイルの作品。自分らしい旅と出逢いはカードの予言とジューヌ・ヴェルヌの小説「緑の光線」に在る日没時の最後の光りに懸かっていたー。最高にロマンチックな夜の訪れは如何!🌇🏖️