テリー・フォックス物語 作品情報
てりーふぉっくすものがたり
1979年、テリー・フォックス(エリック・フレイヤー)の足に激痛が走った。膝に悪性の腫瘍ができているのだ。足を切断しなければならない、と医師は宣告した。右足を失ったテリーはミカ(R・チャウ)という名のカナダと日本の混血女性に出会う。障害児教育にうちこむ彼女の信念とさわやかな生き方にふれ、再び生きる喜びを感じるようになった。テリーはジョギングに打ち込み、カナダ大陸横断マラソン(8240キロ)を義足で走ろうと決心する。病気の子どもたちに“奇跡”を見せて希望を与え、さらにガン研究基金のカンパを集めるのが主旨である。ヴァンや義足を寄附してくれる後援者さがしにも奔走した。1980年4月12日カナダ最東端スプア岬。“希望のマラソン”がスタートした。だが、いくら走っても、人々の反応はほとんどなかった。心臓が悪くなっていくのが手にとるように分かったが、必死で一日のノルマをこなしていく。弟のダレル(クリス・メイクピース)も合流して彼をはげました。まもなく、ビル・ビガース(ロバート・デュヴァル)という中年男が現われた。彼はトロントのガン協会の広報マンで、テリーの行動をマスコミに広めてくれた。おかげでテリーの名はカナダ中に知れ渡り、各地で歓迎会や激励会が催されるようになった。つぎの1キロを走るだけで精いっぱいだったが、金はどんどん集まった。そんなある日、彼はついに倒れ病院にかつぎ込まれた。バンクーバーまであと1169キロ、残念ながら中断せざるをえなかった。家へ帰ってからは一時、小康を保ったが、81年6月28日、家族に見とられながら永遠マラソンへと出発した。21歳だった。
「テリー・フォックス物語」の解説
片足をガンに奪われた青年が、ガン研究資金のカンパを集めるため義足でのカナダ横断マラソンを決意、国民栄誉賞を受けたテリー・フォックスの戦いを描く実話の映画化。エグゼキュティヴ・プロデューサーはマイケル・レヴィンとガーストン・ローゼンフェルド、製作はロバート・クーパー、監督はラルフ・トーマス、脚本はエドワード・ヒューム、撮影はリチャード・シュプカ、音楽はビル・コンティが担当。出演はロバート・デュヴォル、エリック・フレイヤーなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1984年10月20日 |
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キャスト |
監督:ラルフ・トーマス
出演:ロバート・デュヴァル エリック・フレイヤー マイケル・ゼルニカー クリス・メイクピース |
配給 | 日本ヘラルド映画 |
制作国 | カナダ(1983) |
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