ストリートファイター(1994) 作品情報
すとりーとふぁいたー
東南アジアの国シャドルーで内戦が勃発し、バイソン将軍(ラウル・ジュリア)率いる軍隊と国際連合軍の戦闘が続いていた。狂気の独裁者バイソンは遺伝子操作によって最強の兵士を作り出し、世界を手中に収める野望を抱いていた。連合軍に首都を奪回された彼は秘密の地下要塞にこもり、救援部隊のボランティアたちを人質にとり、72時間以内に200億ドルを払えなければ、彼らを殺すと宣告。連合軍司令官ガイル大佐(ジャン・クロード・ヴァン・ダム)は、武器取引の闇市場を仕切り、バイソンにも通じているシャドルー団の首領サガット(ウェス・ステューディ)の元にスパイを送り込む作戦を立案。サガットの闘技場に乗り込むとシャドルー団もろとも彼を逮捕し、一味に捕らえられていたケンとリュウ・ホシの2人の武道家にこの計画を持ちかけた。ケンとリュウはガイルとの打合せ通り、護送中に軍用車を奪い、サガットと共に逃亡する。サガットの信頼を得た2人は、彼と腹心のベガと共に、バイソンの主催する武器見本市に赴く。一方、バイソンを親の仇と密かに狙うテレビリポーターのチュンリー(ミンナ・ウェン)も、仲間のエドモンド本田、バルログと共に会場に潜入していた。バイソンとサガット一派が決裂した期に乗じて彼らの武器を爆破することに成功したものの、捕らわれの身となってしまう。この騒ぎでうまく立ち回ったケンとリュウは、サガットと共にバイソンの秘密要塞に招かれる。彼らの持っていた発信機によってバイソンの位置を確認したガイルは、連合軍事務次官(サイモン・カラウ)の命令を無視し、後方支援をサワダ(沢田謙也)に任せると、イギリス人情報員キャミィ(カイリー・ミノーグ)らと共にステルス艇で川伝いに出撃した。敵のレーダー網を辛うじて突破したガイルは、ついに要塞に侵入。キャミィやチュンリーやリュウらが人質のいる収容房を目指してバイソン軍やサガットたちと相手に激しい戦いを繰り広げている中、ガイルはバイソンと一対一の勝負に挑む。壮絶な肉弾戦の果てにバイソンは倒され、要塞も爆破されて人質は解放された。
「ストリートファイター(1994)」の解説
ゲームソフトの世界的なベストセラー、『ストリートファイターII』をハリウッドで実写映画化したSFアクション。監督・脚本は「ダイ・ハード1、2」「フリント・ストーン モダン石器時代」などの脚本を手掛け、本作が初監督となるスティーヴン・E・デ・スーザ。製作は「運命の逆転」「クロウ 飛翔伝説」のエドワード・R・プレスマンと、『ストリートファイター』シリーズのゲームメーカー、カプコン社長の辻本憲三。撮影は「ローズマリーの赤ちゃん」「透明人間(1992)」の名手ウィリアム・A・フレイカー。音楽は「クロウ 飛翔伝説」「ハード・ターゲット」のグレアム・レヴェルがスコアを書き、ハマー、アイス・キューブ、パブリック・エネミーら豪華アーティストが楽曲を提供。美術は「タワーリング・インフェルノ」「ポセイドン・アドベンチャー」のウィリアム・J・クレバー、アクション場面の擬斗は「ダイ・ハード1、2」のチャーリー・ピサーニがそれぞれ担当。出演は「ハード・ターゲット」「タイムコップ」の活劇スター、ジャン・クロード・ヴァン・ダム。本作が遺作となった「蜘蛛女のキス」「プレイグ」のラウル・ジュリアを始め、「ジョイ・ラック・クラブ」のミンナ・ウェン、「ジェロニモ(1994)」のウェス・ステューディ、オーストラリア出身のポップシンガーのカイリー・ミノーグ、「モーリス」「フォー・ウェディング」のイギリスの名優サイモン・カラウ、日本の新進俳優の沢田謙也ら、国際色豊かな顔触れが脇を固める。日本公開ではオープニング・フィルムとしてCHAGE&ASKAが歌う挿入歌『Something There』(ランディ・セント・ニコラス演出)のプロモーション・フィルムが上映された。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1995年5月6日 |
---|---|
キャスト |
監督:スティーヴン・E・デ・スーザ
出演:ジャン・クロード・ヴァン・ダム ラウル・ジュリア ミンナ・ウェン ダミアン・チャパ カイリー・ミノーグ サイモン・カロウ ロシャン・セス ウェス・ステューディ バイロン・マン グランド・L・ブッシュ ピーター・トゥイアソソポ ジェイ・タヴァレ アンドリュー・ブリニアースキー グレッグ・レインウォーター ミゲル・エー・ニューネイス・ジュニア ロバート・マモーネ 沢田謙也 |
配給 | コロンビア トライスター映画 |
制作国 | アメリカ(1994) |
上映時間 | 103分 |
動画配信で映画を観よう! [PR]
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「ストリートファイター(1994)」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。