バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト 作品情報

ばっとるーてなんとけいじとどらっぐときりすと

ニューヨークの近郊に住む警部補のLT(ハーヴェイ・カイテル)は、今朝も車の中から2人の息子を見送りながら軽く目覚めのコカインを決める。殺人現場でも同僚の刑事たちと野球博打の話題で事件もそっちのけ。LTは、オケラになるぞ、と言うノミ屋大金の忠告も聞かず大金をドジャースにつぎ込む。麻薬をたんまり買い、女を買い乱痴気騒ぎ、愛人のゾーイ(ゾーイ・ルンド)の家でもコカインを打ってもらう。そんなある日、尼僧の強姦事件が起こり、犯人逮捕の賞金に5万ドルが当てられる。LTは、病院で横たわる尼僧(フランキー・ソーン)の肢体を覗見した後、路上で見つけた無免許運転の娘二人を脅して、猥褻行為をさせ自分は自慰にふける。翌日、目覚めるとLTは暴行現場の教会にいた。LTはそこで尼僧が神父に犯人は2人の青年で、彼女は2人を許すと述べているのを耳にする。賭博にも負け続け、組織からの報復も宣言されたLTは、酒と麻薬に酔ったまま尼僧を訪ね、賞金をもらうために尼僧に告発を懇願するが、逆に彼女の敬虔さの前でおのれの弱さと罪を懺悔する。彼は、混乱の中でキリストの幻影を見るがそれは近所の黒人の女性だった。LTは、犯人の居場所に赴き、その部屋でテレビでドジャースの完全敗北を見届けると2人に銃をつきつけたままバスターミナルに向かう。LTは、2人をバスに乗せ、逃がしてやった後、泣きながら車を走らせる。その時、ニューヨークの雑踏の中から銃声が2発響き、LTの車の周りに人が群がっていく。

「バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト」の解説

ニューヨーク・インディーズ派のアベル・フェラーラ監督がマーティン・スコセッシ作品の常連男優としてデビューした後も確実にキャリアを積んでいるハーヴェイ・カイテルと組んで撮ったニューヨーク刑ことの人間ドラマ。アベル・フェラーラは、これまでに「キング・オブ・ニューヨーク」「チャイナ・ガール」『ボディースナッチャーズ』とセンセーショナルな作品を撮り続けている個性派監督。製作は「運命の逆転」の敏腕プロデューサー、エドワード・R・プレスマンとフェラーラ監督の右腕のメリー・ケイン。音楽にジョー・デリア。撮影にケン・ケルシュ。脚本はゾーイ・ルンドが担当している。出演は「ピアノ・レッスン」のハーヴェイ・カイテル。その他、尼僧にフランキー・ソーン、そして共同脚本を執筆しているゾーイ・ルンドが主人公LTの愛人のゾーイで重要な役を演じている

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1994年6月25日
キャスト 監督アベル・フェラーラ
出演ハーヴェイ・カイテル ゾーイ・ルンド フランキー・ソーン ヴィクター・アルゴ ポール・カルデロン レオナルド・トーマス ロビン・バロウズ ヴィクトリア・バステル
配給 日本ヘラルド
制作国 アメリカ(1992)
上映時間 96分

(C) 1992 Bad Lt. PRODUCTIONS, INC

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最終更新日:2024-05-02 02:00:01

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