エース・ベンチュラ 作品情報

えーすべんちゅら

全米プロ・フットボール界最大のイベント、スーパー・ボウル開幕まであと2週間。マイアミ・ドルフィンズのマスコットであるイルカのスノーフレイクが何者かに誘拐された。チームの菅理責任者のひとり、メリッサ(コートニー・コックス)は、ペット専門の探偵エース・ベンチユラ(ジム・キャリー)に事件の調査を依頼。早速、エースは天才的なカンでスノーフレイクが入れられていた特設プールで、琥珀のカケラを発見。それは84年度のリーグ優勝記念リングから外れたもので、犯人はリングの所有者と見られた。エースはドルフィンズの建設用地を寄付した謎の大富豪ケンプ(ウド・キアー)を疑うが、彼はシロだった。一方、ドルフィンズの管理責任者ロジャーが投身自殺に見せかけて殺された。現場に駆つけたエースは、宿敵の女警部補アインホーン(ショーン・ヤング)と激しく対立する。やがて捜査線上に、84年の優勝決定戦で決勝のゴールをミスった末にクビになったレイ・フィンクルという男が浮かび上った。QBのダン・マリーノ(本人)のせいでミスったと思い込んだ彼は、精神病院に収容された末に脱走していた。マリーノの身を案じたエースは急いでマイアミに戻るが、彼は誘拐された後だった。エースはアインホーンの協力を得るため、彼女のオフィスを訪れたが、なぜか彼女は色目を使って迫ってくる。その場を退散した彼は、レイの入院していた病院に患者を装って侵入。そこで彼は、鷲くべき事実を探り当てる。エースはアインホーンの後をつけるが、そこには案の定、捕らわれのマリーノの姿が。エースは駆けつけた警官隊に、アインホーンこそが病院から脱走し、性転換手術で女となったレイ・フィンクルであると喝破した。事件は解決し、スノーフレイクも無事にドルフィンズに戻った。

「エース・ベンチュラ」の解説

得意の″顔面変化芸″で90年代最大のエンターテイナーの呼び声も高いジム・キャリーの初主演作で、ペット専門の私立探偵、エース・ベンチュラの珍無類の活躍を描いたアクション・コメディ。監督はスタンダップ・コメディアン出身でTVムービー『マイ・フレンド・フランケン』(V)を手掛け、本作が初の劇場用映画となるトム・シャドヤック、製作は「メジャーリーグ2」のジェームズ・G・ロビンソン。ジャック・バーンスタインの原案を、バーンスタイン、キャリー、シャドヤックが共同で脚色。撮影は「ホーム・アローン」のジュリオ・マカット、音楽は「裸の銃を持つ男」のアイラ・ニューボーン。巧みに使い分けた本物そっくりのイルカのプロップは「スプラッシュ」などで知られるSFXマン、ボブ・ショートが担当。共演は「ラブ・クライム 官能の罠」のショーン・ヤング、「Mr.デスティニー」のコートニー・コックス、「処女の生血」のウド・キアーらに加え、NFLのスーパースター、ダン・マリーノが本人の役で出演している。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1994年10月15日
キャスト 監督トム・シャドヤック
出演ジム・キャリー コートニー・コックス ショーン・ヤング ダン・マリーノ Tone Loc John Capodice Troy Evans ウド・キアー
配給 東宝東和
制作国 アメリカ(1994)

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最終更新日:2022-07-26 11:04:00

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