野獣教師 作品情報
やじゅうきょうし
マイアミ。プロの傭兵シェイル(トム・ベレンジャー)は、政府のキューバでの麻薬組織戦滅作戦から解雇され、仲間と仕事を探していた。そんな折り、彼の恋人でコロンバス高校の歴史教師ジェーン・ヘツコ(ダイアン・ヴェノーラ)が、日頃から脅迫を受けていた学校の不良グループK.O.D.のリーダー、ホアン・ラーカス(マーク・アンソニー)の手引きで、脚を骨折する怪我をさせられ休職。シェイルは一考の末、最高の経歴を偽造してもらい、スミスの名前で高校に代理教師として赴任した。傭兵として死線をくぐってきた彼には不良生徒のナイフも脅迫も通じない。いつしか生徒たちは彼の気迫に飲まれ、ベトナムの話にも耳を傾けていた。校長のローレイ(アーニー・ハドソン)は元組織犯罪課の刑事。高圧的な彼の態度にきなくささを感じた彼は。傭兵仲間を集めて情報収集を開始。その結果分かったのは、なんとローレイはラーカスらK.O.D.を手先に使って、麻薬の売人ジョニー・グレイズ(ロドニー・A・グラント)らと結託し、裏稼業で荒稼ぎしていたのだ。大量の麻薬が校舎の地下のボイラー室に隠されていた。ローレイはそんなシェイルらに不安を感じ、地下の麻薬の存在を知った国語教師シャーマン(グレン・プラマー)を殺し。ラーカスらをジェーンの家へ差し向け、折悪くやって来た二人の生徒ジェロームとリサを人質にシェイルを待つ。打ち倒されたシェイルはすきをついて仕込んだ手裏剣で逆襲、ラーカスはジェロームに撃たれて死んだ。戦いの時は来た。シェイルと4人の仲間は学校の校舎に潜入、麻薬を確保してローレイとグレイズ一味を待ち構えた。かくして深夜の高校で銃撃戦がはじまる。乱戦の中シェイルはローレイと肉弾戦、彼を倒した。3人の仲間は一味を殲滅し、名誉の“戦死”を遂げ、生き残ったシェイルは仲間の一人と戦場を後にした。
「野獣教師」の解説
荒廃する高校に代理教師として乗り込んだプロの傭兵の活躍を描くアクション快作。監督は「F/X 引き裂かれたトリック」「青春の輝き」のロバート・マンデル。製作は「アパートメントゼロ」のモリー・エイゼンマンと「黒豹のバラード」のジム・スティール、エグゼクティヴ・プロデューサーはスティーヴン・バカラーとデヴォラ・カトラー。脚本はロイ・フランクス、ロッコ・シモネリ、アラン・オームズビーの共同。撮影は「ダーティハリー」「コリーナ、コリーナ」の名手ブルース・サーティーズ。音楽は「D.N.A.」のゲイリー・チャンがスコアを書き、ラップ、ラテン・ミュージックが画面を彩る。美術は「カラーズ 天使が消えた街」のロン・フォアマン、衣裳は「愛は危険な香り」のパトリシア・フィールド。主演は「山猫は眠らない」のトム・ベレンジャー。共演は「F/X」「ヒート」のダイアン・ヴェノーラ、「ゆりかごを揺らす手」のアーニー・ハドソン、「デンバーに死す時」のウィリアム・フォーサイスほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1996年7月20日 |
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キャスト |
監督:ロバート・マンデル
出演:トム・ベレンジャー ダイアン・ヴェノーラ アーニー・ハドソン Marc Anthony グレン・プラマー Sharron Corley レイモンド・クルーズ ロドニー・A・グラント ルイス・ガスマン Willis Sparks |
配給 | 日本ヘラルド映画 |
制作国 | アメリカ(1996) |
上映時間 | 115分 |
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