P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-11-10
マイアミでマフィアの借金の取り立て屋をしているチリ(ジョン・トラヴォルタ)は、大の映画好き。
対抗するヤクザの幹部と喧嘩をした後、取り立てに行った洗濯屋が、実は飛行機事故で死んだと思われたのを幸いに多額の保険金をせしめ、ラスベガスにいることをつきとめる。
その後、舞台はロサンゼルスに移り、B級映画のプロデューサーのハリー(ジーン・ハックマン)と知り合い意気投合、新作をめぐって、麻薬ギャングやマフィアの親分まで割り込んできてのトラブルとなってしまう。
犯罪小説で有名な作家エルモア・レナードが書き上げたコメディの映画化で、洒落た味わいの粋な作品に仕上がっていると思う。
憧れのスターと同じコートを着たり、好きな映画をまた再上映で観に行って、セリフを先取りして口ずさんだり、ハリーと昔懐かしい名作映画の話をしたりという、トラヴォルタの映画オタクぶりは面白いのだが、映画界の内幕の面白さというところまではいっていない。
そして、登場人物がやたらに多いのもコメディの効果になるより、わずらわしい感じになってしまっているような気がします。