真昼の衝動 作品情報
まひるのしょうどう
マイアミ・ビーチの夜明け、オールナイト・パーティーで騒ぎ疲れた若者たちが、てんでに眠りほうけていた。突然、サイレンの音も高らかに、狩込みの警官たちが乱入してきた。若者たちは起きあがると、逃げ始めた。サンディ(フェイ・ダナウェイ)、シュアショット(マイケル・パークス)、ハービー(ロバート・ウォーカー)、トーラス(ジョージ・マハリス)の4人は、近くにもやってあったモーターボートにとびのって逃れた。4人には金がなかった。そこでガソリン・ステーションを襲ったのだが、チケット制で獲物はたったの4ドル。次に4人は住宅地区に向かった。ある家の芝生で戦争ごっこをしている子供たちをみた彼らは、面白半分にその仲間に加わった。その最中に1人の少年のいたずらに怒ったトーラスが少年を追い、残りの3人も面白がって追っかけ、ついに少年の家へ侵入してしまった。驚いた少年の母モニカ(マーサ・ハイヤー)も追っかけっこの仲間に加わった時、子供の代わりに俺をつかまえろと、主人のロック(アンソニー・クイン)があらわれた。事件はとんでもない方向にむかったのだった。ロックを連れだした4人は、翌日、モニカに身代金を持ってくるようにと、ロックに電話をさせたのだが、意外にもモニカはそれを拒んだ。ロックは、仕事仲間や、母親や友だちなどに電話したのだが、誰の返事も冷たかった。面倒だから殺してしまえというトーラスの言葉に怒ったロックは、トーラスにとびかかり拳銃を奪った。形勢は一瞬にして逆転した。ロックは、4人を使い妻をはじめ、冷たかった人々に、逆襲をはじめた。警察やFBIが動きだし、モニカはあわてて金を持ってきた。しかし、ロックはその金に火をつけ、複雑な表情で1人たち去っていった。
「真昼の衝動」の解説
ジェームズ・D・ブキャナンとロナルド・オースティンのストーリーからフランク・R・ピアソンとブキャナン、オースティンの3人が脚色、「キャット・バルー」のエリオット・シルヴァースタインが監督。フィリップ・ラスロップが撮影を担当し、音楽はデ・ヴォル。出演は「名誉と栄光のためでなく」のアンソニー・クイン、「南極ピンク作戦」のジョージ・マハリス、「天地創造」のマイケル・パークス、ほかにロバート・ウォーカー・ジュニア、マーサ・ハイヤー、フェイ・ダナウェイ、オスカー・ホモルカなど。製作はジャド・キンバーグ。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:エリオット・シルヴァースタイン
原作:ジェームズ・D・ブキャナン ロナルド・オースティン 出演:アンソニー・クイン ジョージ・マハリス マイケル・パークス ロバート・ウォーカー・ジュニア マーサ・ハイヤー フェイ・ダナウェイ ミルトン・バール オスカー・ホモルカ |
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配給 | コロムビア映画 |
制作国 | アメリカ(1967) |
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