声をあげるということ -性犯罪 刑法改正の記録- 作品情報
こえをあげるということせいはんざいけいほうかいせいのきろく

2019年、日本各地で性犯罪の被害者を軽視する判決が相次いだ。女性が抵抗できない状況にあったと認めながらも、「同意したと勘違いしていた」として無罪とされた判決(2019年3月12日 福岡地裁久留米支部)。「明確な抵抗がなかった」として無罪とされた判決(2019年3月19日 静岡地裁浜松支部)。さらに、未成年の娘に対する長年の性虐待についても、「抵抗できたはずなのにしなかった」として無罪とされた事例(2019年3月26日 名古屋地裁岡崎支部)など、社会に大きな衝撃を与えた。それを受け、苦しみや悲しみを自ら語り始めた人びとの“声”は、大きなうねりとなり2023年の刑法改正へと社会を動かした……。実父からの性加害によるトラウマやPTSDに苦しむ女性たち、職場での度重なるセクハラ被害を経験したシングルマザー、制度の想定からこぼれ落ちてきた性的マイノリティの人々、男性の被害者など、それぞれの立場から被害の実態が語られる。こうした声は「フラワーデモ」や「#MeToo」、被害者との連帯を示す「#WithYou」など、同意のない性交を性犯罪とすることを求める運動へと発展。2020年3月12日、名古屋高裁は、無罪とされていた父親の事件について判断を覆し、有罪判決を下す。さらに2023年7月には刑法が改正され、「同意のない性交は犯罪である」と明確に位置づけられた。明治時代に成立した刑法は、激しい抵抗がなければ性犯罪と認められないことや、地位や立場の差を利用した性加害に十分対応できていないこと、性行同意年齢が低いことなど、多くの課題を抱えてきた。本作は、声をあげ続けた人々の歩みと、その積み重ねが社会を動かした5年にわたる記録である。
「声をあげるということ -性犯罪 刑法改正の記録-」の解説
勇気をもって自らの声をあげた性暴力サバイバーたちの姿を5年にわたり記録したドキュメンタリー。2019年に相次いだ性犯罪の無罪判決。それを受け、性暴力の被害者たちが自らの悲しみ、怒りや苦しみを自分自身の声で語り始める。やがてそれらの声は、大きなうねりとなり2023年の刑法改正へと社会を動かしてゆく……。一人ひとりの声が社会に刻んだ大きな一歩を丁寧に追う。監督は数々のTVドキュメンタリーを手がけてきた濱地咲季。
公開日・キャスト、その他基本情報
| 公開日 | 2026年8月1日公開予定 |
|---|---|
| キャスト |
監督:濱地咲季
出演:山本潤 北原みのり 田嶋みづき 石田郁子 睡蓮みどり |
| 配給 | パンドラ |
| 制作国 | 日本(2026) |
| 上映時間 | 80分 |
| 公式サイト | https://www.voicesmakechange.com/ |
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