野にかける白い馬のように 作品情報
のにかけるしろいうまのように
3歳の頃から言語障害にかかりはじめたフィリップ(マーク・レスター)は孤独な少年だった。彼の唯一の話相手は、家の周りの荒れた土地だけだった。そんな彼に友達ができた。少女ディアナと退役大佐ジョナサン(ジョン・ミルズ)だった。ある日、フィリップは、野原を散歩中に、1頭の白い馬に出会った。馬は沼沢地に棲む野性の馬で、フィリップとこの白い馬との間には、友情が通い始めた。そして、そのことはフィリップに変化をもたらした。彼に話をしようという努力を生んだ。沼沢地に長雨が降り続いたある日、フィリップと大佐とディアナの叔父のレグは、白い馬を探しに出かけた。が、馬の姿はどこにもなかった。落胆するフィリップに、ディアナは彼女のペットだった鷹をプレゼントした。しかし、その鷹も、乗馬狩りの一行に無残にも射落とされてしまった。再び白い馬の姿がみられるようになり、フィリップにはまた幸せの日々が続いた。大佐の指導により、フィリップはその白い馬に乗ることもできるようになった。ある日フィリップはディアナを乗せ遠乗りに出かけた。その時、運悪く嵐が来た。白い馬は驚きと恐怖に、フィリップたちを背から投げ出すと気違いのように走り出した。そして、底なし沼におちこんでしまった。フィリップは泥だらけになりながら、白い馬の救出に努めた。その頃、2人の姿が見えないので探しにきたフィリップの両親、大佐、レグの4人が到着、フィリップとディアナを沼から引き上げた。しかし、白い馬は、そこから抜け出すのを諦めてしまったかのように目を閉じた。フィリップは狂ったように白い馬の方へはい出した。そして、その時だった。フィリップの口から言葉が発せられたのは。「おきて!眼をさまして!ぼくの小馬!」その言葉に、白い馬の眼はまばたきをした。そして、ロープが投げられ白い馬は救出された。
「野にかける白い馬のように」の解説
デイヴィッド・ルックの脚本をテレビ出身のリチャード・C・サラフィアンが監督した。撮影はウィルキー・クーパー、音楽はデイヴィッド・ウィティカーが担当。出演は「ふたりだけの窓」のジョン・ミルズ、「オリバー!」のマーク・レスター、ほかにシルビア・シムズ、フィオナ・フラートンなど。製作はジョン・ダニチュースキー、総製作はアンドリュー・ドナリー。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:リチャード・C・サラフィアン
出演:ジョン・ミルズ シルヴィア・シムズ マーク・レスター ゴードン・ジャクソン フィオナ・フラートン |
---|---|
配給 | コロムビア |
制作国 | アメリカ(1969) |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「野にかける白い馬のように」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。